こだわりの和牛あぶらかすでうま味マシマシ♪西宮北口のかすうどん『ゴライコウ』 西宮市
いきなりですが、「かすうどん」を食べたことがありますか?
かすうどんと言えば、大阪のソウルフードというイメージが強く、兵庫県ではあまり馴染みがないというのが正直なところ。
西宮北口から歩いて5分のところにあるかすうどん『ゴライコウ』は、仁川の人気店で修業した店主が独立、4月にオープンさせたばかりのお店です。
かすうどんとはいったい何ぞや?その特徴や魅力を取材に行ってきました。
「かすうどん」とは、牛の腸(ホルモン)を低温でじっくりと揚げて、余分な脂肪を抜き乾燥させた“あぶらかす”を入れたうどんのこと。
このあぶらかすはうどんだけでなく、お好み焼きに入れるだけでうま味が増し、美味しくなると聞いたことがある人もいるかもしれません。
また、名前のイメージとは違い、低脂肪でタンパク質やコラーゲンをたっぷり含む栄養価の高い食材なのです。
“かす”と聞くと安価なものと考えがちですが、店主がこだわる和牛あぶらかすは牛肉の価格を上回るほどの高級品。
なぜ和牛にこだわるのですか?と聞くと、輸入牛には多少の臭いがあるそうで、本当にうま味のある美味しいあぶらかすを味わってもらうためには和牛!これだけは譲れないとのこと。
今回は、うどんの定番“きつね”と“あぶらかす”のシンプルかつ最強の組み合わせ「きつねかすうどん」をいただきました。
お出汁のベースは鰹と昆布。これに上質のあぶらかすを足すと、ぐんとコクが増し、深い味わいになります。
使用するうどんは讃岐うどんのようなコシがあるタイプではなく、あえて少し歯ごたえのある柔らかめの麺にすることで出汁をよく吸い、あぶらかすの良さを存分に味わえるのだとか。
あぶらかすの外はカリカリ、中はふわふわした食感も楽しく、程よい甘みのお揚げとの相性も抜群。お出汁は思ったよりあっさりしていて、最後まで飲み干す人が多いというのも頷けます。
営業は夕方からで、深夜まで開いているのも嬉しいところ。早い時間には食事に来るファミリー、遅がけにはシメのラーメンではなく、うどんを食べに来る人で賑わうのだとか。
トッピングも可能で、自分好みの「かすうどん」をカスタマイズすることもできます。
お肌にも体にもやさしく、少し足すだけで驚くほど美味しくなる不思議な食材。かすうどんをまだ食べたことがない人は、一度試してみる価値アリですよ。
場所
かすうどん ゴライコウ
(西宮市南昭和町4-9)
営業時間
18:00〜2:00(L.O.1:30)
定休日
月曜日