【単独インタビュー】カンダニエル、DAM-YI誕生秘話と新作に込めた情熱
約9カ月ぶりとなる6thミニアルバム『Glow to Haze』で、6月16日にカムバックするカンダニエル。光と霧という対照的なモチーフが織りなす、新たな詩的世界観に早くも注目が集まっている。
そして今年、ヨーロッパまで駆け抜けたツアーを終えたばかりの中、日本では5月10日~20日まで開催された自身のキャラクター「DAM-YI」のポップアップも大盛況。“わんちゃんだけど今日から猫です” (原題:멍멍이지만 오늘부터 고양이입니다)というユニークな世界観には、日常の温かさと創作へのこだわりが詰まっている。
今回Danmeeでは、アーティストとしてもクリエイターとしても進化を続けるカンダニエルに単独インタビューを実施。DAM-YI誕生秘話から、最新作『Glow to Haze』への想い、そしてファンへのメッセージまで語ってもらった。
【ポップアップについて】
Q. 今回日本初となる『KANGDANIEL Character DAM-YI POP-UP』が開催されました。日本で初めてご自身のキャラクターのポップアップを開催することになった感想をお聞かせください。
私自身が関わるグッズのポップアップイベントは初めてですが、自分が携わったキャラクターが登場するなんて本当に不思議な気持ちです。
キャラクターが可愛く仕上がっているので、きっと皆さんにも気に入ってもらえるんじゃないかととても期待しています。
Q. DAM-YIちゃんという名前には、どのような由来や込められた思いがあるのでしょうか?また誕生秘話についても教えていただけますでしょうか?
もともとは別の名前で進める予定でしたが、類似の名称のブランドがあったため、発音は似ていてもスペルだけを変えてみたところ問題がなかったので、この名前で進めることになりました。
Q. ご自身で名付けられた名前ですか?
はい、私が名付けました(笑)
Q. 普段から猫ちゃんと生活されているとのことですが、今回のDAM-YIちゃんは、愛猫ちゃんとの生活の中で生まれたインスピレーションや、何か関連があるのでしょうか?
猫が大好きなのでキャラクターも猫にしようと思っていたのですが、デビュー当時から周囲の方々に「犬に似てる」とよく言われていて・・。
キャラクターデザインに参加された方々からも「犬のほうがいいんじゃないか」と勧められたため、“猫になりたい犬”というコンセプトで進めることになりました。
Q. DAM-YIちゃんのデザインや世界観づくりで、特にこだわったポイントやお気に入りのパーツなどがあれば教えてください。
(キャラクターデザイナーの方々が) 私をたくさん投影したいとおっしゃっていました。
顔のほくろなど似ている部分もありますが「ゲームが好きでゲームの中に入り込む」という設定は、ゲーム好きな自分ととてもよく似ていて、共感できる部分です。
そんな私の姿が、さまざまなコンセプトやデザインに反映されているように感じます。
Q. DAM-YIちゃんは「わんちゃんだけど今日から猫です」というユニークなコンセプトですが、これはカンダニエルさんの「わんちゃん顔」と言われる部分と、愛猫ちゃんとの生活という2つの要素から生まれたのでしょうか?
はい、そうです。
Q. 愛猫ちゃんとの日常で印象に残っているエピソードや、最近のほっこりエピソードがあれば教えてください。
活動などで長く海外にいると、匂いが変わって飼い主のことを分からなくなると聞きますが、不思議なことに、うちの猫たちはそんなことないんです(笑)。
特に最初に飼った猫に久しぶりに会ったとき、ちゃんと私のことを覚えていてくれて!
私だけの特有の匂いがあるんでしょうか?(笑)
Q. 今後、DAM-YIちゃんを通じてどのような活動や展開を予定していますか?
ぬいぐるみを作ってみたいと思っています。ただ、私が抱いて寝たいだけなんです(笑)。
うちの猫たちもぬいぐるみが大好きなので、そばに置いておいたらきっと喜ぶと思います。
キャラクター関連では、韓国でもポップアップなどを行う予定です。
(アーティストとしては) 来月、久しぶりにアルバムが出るので、いろいろと準備を進めています。
Q. 日本に猫ちゃん、わんちゃんの動物たちと生活をともにしている方が多くいらっしゃいます。そういった方々へDAM-YIちゃんの魅力を紹介するとしたら?
犬のキャラクターに決まったのですが、猫を連想させる要素は絶対に入れてほしいとお願いしました。
その結果、猫の帽子をかぶった犬という、とても愛らしいキャラクターが誕生しました。
Q. ちなみに、日本の街中で猫ちゃんに出会ったことはありますか?
猫には出会ったことはありませんが、ネズミに遭遇したことはあります。
私を見ても逃げなかったので、とても驚きました。
【カムバックについて】
Q. 6月のカムバックについて、インスタライブでの予告が話題になりましたが、現時点で明かせる範囲で、コンセプトや音楽的な方向性について少しヒントをいただけますでしょうか?
これまでのアルバムの中で最もメッセージが成熟していて、私自身としても完成度が一番高いと思っています。
ミニアルバムの場合は、断片的なメッセージしか伝えられず、どこか物足りなさを感じていましたが、今回はメッセージ性も構成も完成度の高い作品に仕上がったと思います。
また、以前のアルバムでは短期間でさまざまなジャンルに挑戦しようとしましたが、今回は自分が自信を持っているジャンルだけで構成してみました。
Q. 以前の作品と比べて、どのような新しい一面をファンの皆さんにお届けしたいと考えていらっしゃいますでしょうか?
前作のアルバムでは、よく「K-POPっぽくないね」と言われることが多かったのですが、今回のアルバムでは自分なりにK-POPらしさを意識して取り入れるようにしました。
Q. カムバックに向けて準備を進める中で、最も重要だと感じていること、あるいは最も力を入れている部分はどんなところでしょうか?
もちろん楽曲自体が良いことは大前提ですが、イメージ化=ビジュアライズ、つまり“表現”がとても重要だと考えています。
パフォーマンスだけでなく、色使いや衣装、写真など、すべてを含めて「どう表現するか」に常に気を配っています。
Q. カムバック後には、ファンの皆さんと直接会える機会も増えると思います。どのような形でファンの皆さんと交流したいですか?また楽しみにしていることはありますか?
できるだけ多様なチャンネルを通じて、ファンの皆さんとお会いしたいと思っています。
最近ツアーを終えて戻ってきたばかりですが、ツアーだけでなく、アルバム活動などを通じてもたくさん交流の機会を作っていきたいです。
【ファンの皆さんへメッセージ】
Q. 最後に、いつも応援してくれるファンの皆さんへ、カムバックを控えた今の気持ちとメッセージをお願いします。
DAM-YIというキャラクターを通じてご挨拶できて本当にうれしいですし、今回のツアーを日本からスタートできたことで、改めて私に会いに来て応援してくださる方がこんなにも多いのだと実感しました。
本当に意義深い経験になりました!
日本でのアルバム発売にも挑戦してみたいという大きなモチベーションになりました。
たくさん期待していただけたらうれしいです。
(写真=ⓒ 2025 ARA Inc. All Rights / インタビュー=Danmee)