秋色に染まる宮島・大聖院 海まで見渡せる絶景の紅葉スポットが見ごろに
広島県・宮島にある人気観光スポット「大聖院(だいしょういん)」では、境内の木々が鮮やかに色づき、秋の紅葉が見頃を迎えています。
霊峰・弥山(みせん)のふもとに位置する大聖院は、高台ならではの開放的な景観が魅力のひとつで、境内からは瀬戸内海まで一望できます。
澄んだ秋空の下、参拝者の中には「えー、すごい!海まで見えて綺麗な景色だね」と言うように、思わず声をあげる人も少なくありません。
境内にはもみじやカエデが多数生息し、赤や黄金色に染まった葉が歴史ある寺院を彩っています。訪れた人々は厳かな雰囲気に包まれながら、色鮮やかな紅葉と静まりかえった空気の中でゆっくり散策を楽しんでいました。
本堂からさらに上へと続く階段途中では、近くを歩いていた参拝者が「こういう場所に来ると、何も考えずに心が綺麗になるね」と語り合いながら、秋ならではの心に染みるひとときを楽しむ姿も見られました。
また、大聖院は島内を舞台にした「宮島謎解き」のスポットにもなっており、息を切らせながら巡る参加者の姿も印象的でした。
紅葉の美しさと謎解きのワクワク感、そして大聖院の景観が合わさり、多くの観光客を惹きつけています。
宮島では、大聖院に加えて紅葉谷公園でも色づきが進み、島全体が秋色に染まりつつあります。
例年、秋の後半は大元神社周辺で色づきが進み、島内で紅葉の見どころが移っていくため、しばらくは観光客を魅了する紅葉シーズンが続きそうです。