これが“アンリ”の原点!炎のパフォーマンスは圧巻♪ 『アンリ・シャルパンティエ 芦屋本店』で「クレープ・シュゼット」を楽しんできました 芦屋市
1969年に創業した、兵庫を代表する洋菓子店『アンリ・シャルパンティエ』。そのすべてがはじまった『アンリ・シャルパンティエ 芦屋本店』(芦屋市)で、一部の店舗でしか食べられない「クレープ・シュゼット」を楽しんできました。
芦屋本店は、2014年に伝統と未来を象徴するデセールカフェとしてリニューアル。テイクアウトのほか、エレガントなおもてなしとともにイートインでゆっくりと過ごすことができます。
フィナンシェやマドレーヌ、華やかな生ケーキなど、全国的にもファンが多い看板商品の数々。しかし、それらの商品は開業当初は販売しておらず、創業者・蟻田尚邦氏が見習いコック時代に出合った五感で楽しめる「クレープ・シュゼット」に感銘を受け、この味を多くの人に届けたいと喫茶店をスタート。これこそが“アンリ”の原点なのだとか。
本来「クレープ・シュゼット」とは、フレンチコースのデセール(食後のデザート)として親しまれているもの。創業当時は、カフェ感覚で気軽に食べられる場所がなかったそうで、瞬く間に人気となりました。
見どころはワゴンサービスで繰り広げられる炎のパフォーマンス。薄く手焼きしたクレープと、無塩バター、オレンジのソースの入った鍋に、オレンジリキュール「グラン マルニエ」を高い位置からフランベし、ダイナミックな演出は思わず感嘆の声が漏れるはず。
青の炎に包まれて、ぐつぐつ煮込まれた「クレープ・シュゼット」はお皿へと移動し、いざ目の前へ。
卵や小麦粉などのシンプルな素材、キャラメルオレンジソースにはオレンジの果皮からつくられるリキュール「コアントロー」を忍ばせてフルーティーな酸味をプラス。
鍛錬を重ねたスタッフが1枚ずつ手焼きで均等な薄さに仕上げています。生地は絹のように滑らかでもちもち。オレンジの甘酸っぱい風味で爽やかに食べられる一皿です。
プラス料金で季節のフルーツとバニラアイスのトッピングが可能なので、冷×熱コンビで堪能するのもおすすめ。
ドリンクは、同じく芦屋で歴史のある紅茶専門店『MUSICA TEA(ムジカティー)』の「芦屋プラウド」など、紅茶・コーヒーから選択することができます。
1日に40食提供することもある「クレープ・シュゼット」。席やメニューの事前予約は不可となりますが、落ち着いて利用したいときは平日か土日の13時から17時を避けて訪れるのがベターです。
芦屋本店の店長・堂垣さんは「カフェタイムに人気の『クレープ・シュゼット』ですが、日が沈んで青の炎が最も美しく見られる夜、お席に余裕もありますのでぜひ利用していただきたいです」と教えてくれました。
伝統を守りつつ、時代に合わせたメニューを柔軟に展開。芦屋本店でしか食べられない「たまごのサンドウィッチ」や「マンゴーのパフェ」(6月末頃まで、7月以降は桃に変更予定)もチェックしてみてくださいね。
店舗
アンリ・シャルパンティエ 芦屋本店
(芦屋市公光町7-10-101)
営業時間
●ブティック
10:00~20:00
●サロン・ド・テ
11:00~20:00(L.O.19:30)
定休日
無(1月1日)
TEL
0797-31-2753(直通)