後藤啓介が見る今のジュビロ磐田「繋ぐのが上手いなって思うけど…」
SBSアナウンサー青木隆太です。先日ヤマハ大久保グラウンドで取材をしていると、後藤啓介選手（ジュビロ磐田からベルギー1部アンデルレヒトに移籍）の姿が！取材OKとのことだったので、たっぷりお話を伺いました。
ー久しぶりの日本はどうですか？
晩御飯が美味しいです。
ーベルギーのご飯は厳しかった？
美味しくないわけじゃないですけど、合わないものとかあるかな。こっちは全部美味しいですね。
ー向こうで一番食べていたのは？
イタリアンとかじゃないですかね。お気に入りはカルボナーラ。
ー自炊はほぼせず？
いや、夜はほぼ毎日してました。
ー久しぶりの大久保のピッチはどうですか？
ピッチはめちゃくちゃ良い。大久保に限らずヤマハもそうですし、全部良いピッチだと思う。
ーベルギーでもジュビロの試合は追っかけていたりした？
映像はYouTubeのハイライトくらいしか見られていないです。
ー外から見ての感想は？
繋ぐ意識はあって、海外みたいなロングボール主体のサッカーではないっていうのは、やっぱり面白さがあるし、（上原）力也くん中心に繋ぐのが上手いなと思うけど…それに意識が行きすぎて、簡単に背後をとれるところはあると思うし、もっとFWの選手が背後走ったりして、繋ぎたいサッカーなら相手をロングフィールドにしてスペースを使わないといけないと思います。
（角）昴志郎とか（川合）徳孟とか（渡邉）りょうくんとかが繋げる選手なので、繋げる選手を生かすために、WGなのかFWなのかはわからないが、もっとランを増やして、相手のCB下げてっていうのはもっと必要なのかなと思いました。
ー試合中ベンチのところで声かけたりもしてますよね。
選手はHTの映像かコーチの指示しかわからないので、上から見てる選手の俯瞰の目のアドバイスを。自分はもらったら助かるので、助かるかはわからないけど俺は伝えてますね。
ー今自分がこのチームにいたらどんなプレーをするかイメージありますか
ジュビロは守備ハイラインですけど、相手もジュビロが繋ぐって思っているから、ハイラインに来てくれているチームが多いなと思うので、そうなると簡単に背後をとったり、背後とってクロスをもっと早く簡単にシンプルにキーパーとDFラインの間に早いボールとか入れれば、チャンスは増えるなと思うし、自分だったらそういうの要求して、ゴール前でワンタッチゴールとれるなと思う。
ー海外で経験してこの1年の上積みは。
1年間しっかり過ごすことができて、トップチームでも使ってもらえるようになりましたし、トップでも出たら決めてはいるので、あとはどう監督にアピールして継続していけるかが重要だと思う。
ーベルギーと日本のサッカーの違いは。
組織というより個人個人の戦いです。剥がしたらビックチャンスだし剥がされたら大ピンチだし。個の能力というかすごい選手がいるし、自分もFWなので、個でおさめたり剥がしたりできるようにならないといけない。
ー参考になった選手は。
チームメイトにドルベルグっていう選手がいるんですけど、足元も上手いし、キープもできるし、シュートも上手い。駆け引きが上手いなと思うので練習から学んでます。
ー心配していた言語はなんとかなった？
自分たちが教わったのは、日本人用の発音や英語なので。個人的には、そういう英語を入れないでノー勉で行ったことが逆に俺はスって向こうの発音が入ってきたり、色々な単語をすぐ覚えられたと思う。
ーこの先はどんな理想を描いていますか。
序列はキャンプ始まってみないとわからないですけど、まずは2番手以上で試合に出続けて、途中出場でも二桁取れればいいかなと思う。