まもなくイルミネーションも開催!晩秋の『有馬富士公園』はエモさに溢れていた 三田市
12月から開催されるイルミネーションの飾り付けが始まった『有馬富士公園【出合いのゾーン】』(三田市)を散策してきました。
ライトはまだ灯らないけれど、少しだけ冬の気配を感じる晩秋の有馬富士公園。華やかな季節を迎える前に、ゆっくりと園内を巡ります。
まだ残る紅葉を楽しみたいなら、「野鳥の広場」近くのこの場所へ。同広場案内看板の近くにあって、筆者のお気に入りです。
紅葉の息を呑むような鮮やかさと、静かな空間が広がって、まるでここだけが別世界のよう。
初夏には新緑が美しく、公園に来ると必ず立ち寄りたくなるエリア。散策途中、ここで足を止める人が多いのもうなずけます。
初夏によく遊んだ「もりのこみち」「ささのめいろ」周辺も、すっかり秋の気配です。
坂道を下っていくと、福島大池に出ました。夏には木陰がオアシスに感じられた木々もすっかり落葉し、冬が近いことを実感します。
夏の間は工事のため、ずっと立ち入り禁止になっていた「水辺の生態園」。整備が終わり、新しいベンチや作業棟(屋根付)ができていました。
たっぷりと水をたたえて、カメや魚が気持ちよさそうに泳いでいた大池は、すっかり干上がって様変わり。奈良時代、名僧・行基に治水工事を勧められできたと伝わる溜め池で、現在は洪水調節池としての役割も果たしているそうです。
大池の周りを歩いていると、「森の音楽隊」(注:筆者命名)に出会いました。
彼らの存在に初めて気付いたのは初夏の頃。きっと、まだまだ知らない人が多いだろうと思われるほど、彼らはひっそりと音楽を奏でています。
広い園内ですが、ぜひ探し当ててみてほしいです。
散策もそろそろゴールが近づいてきました。ガーデン階段の中腹に、まるでストーンヘンジ(注:筆者主観)のような群像があります。
こちらの穴から見る有馬富士はいかがでしょうか。
階段を上り切ると、パークセンターが見えてきます。公園を出たところ、バス停付近の紅葉が見ごろでした。お子さん連れにはこちらもおすすめです。
イルミネーションが点灯すると、園内の雰囲気は一気に華やかなものへと変わります。
その前の、静かで、ちょっぴり切ない、だけど心が温まる――。この季節ならではの魅力を一身に感じるひとときを今年も過ごすことができて良かったです。
場所
有馬富士公園【出合いのゾーン】
(三田市福島1091−2)
駐車場
あり(無料)
【出合いのゾーン】へは第1駐車場がおすすめ