「この人生に悔いはなし!」と思える“自分のための生き方”とは
潜在意識インタビュアーkahoのコラム【良い人生は後から】 「良い花は後から」ということわざがあります。先に咲いた花よりも、後に咲いた花の方が美しいという意味を持つこの言葉。人生も同じだと思いませんか? 酸いも甘いも経験した40代頃からのほうが人生の豊かさを感じられるようになります。そんなことを意識しながら生きているkahoが日々思うことをお届けします。
悔いのない人生を生きる
人生が終わる瞬間、あなたは自分が生きてきた人生をどう感じるだろうか。
最期の瞬間に、「あの時、こうしておけばよかったぁ」とか、「もっと、違う生き方をしておけばよかった」とか、「まだやり残したことがある~!」という後悔が沸いてきそうだと感じるのなら、自分を抑えながら生きているのかもしれない。
私は、この命を終える最期の瞬間、「この人生に悔いはなし!」と思えるように生きようと決めている。
どんな風に生きたとしても、120%満足して終えることなんてできない。けど、「悔いはなし!」と思えるように、できる限りのことをやってきたぞ! と思えたなら、それは私にとって最高の終え方だ。
46年間生きてきたからこそ感じることだけど、人生は、長いようで短いし短いようで長い。
20代をほぼ悩み、落ち込むということに費やして生きてしまったので、短い人生の中でそのために使う時間はもう残していない。
というより、人の顔色を窺ったり、誰かと自分を比べて落ち込んだり、自分の気持ちにウソをついたり、見て見ぬふりをするという生き方をやり尽くして、そういう生き方はもう飽きたのだ。
過ぎたことへの執着を捨てる
過ぎてしまった時間を巻き戻すことはできないので、後悔だと感じていることがあっても忘れるようにしている。忘れることができないことであっても執着はしないと決めている。
どうしようもないことに負の感情を持ち続けながら生きるというのは、人生の中で最も無駄なことなのではないかと私は考えている。
こういう話をすると、「そんな簡単にいかないって」と言う人がいるけど、それは手放す気がない人の常套句だ。
「この人生に悔いはなし!」と思える生き方を意識しはじめると、モヤモヤ、イライラという感情の原因となるものが、ほとんど自分の中にあるということに気づく。
それは、他人への執着であったり、期待であったりする。
自分以外の人の気持ちや行動を変えることは難しい。自分が変わるのが一番早い。耳にしたことはあっても、この言葉の意味を意外と理解していない人は多い。頭と心でこの言葉を理解できると、人生は途端に楽になる。
自分のために自分で決める
自分が幸せになるためにした選択は、まわりの人がどう言おうと、世間の常識からずれていようと正解だ。
「この人生を豊かに幸せにしたい」と心から思って選んだことなら、その選択をした自分を褒めて、胸張って生きれば良い。
「私、離婚したんですよ……」という報告を受けることがある。私は、その度、「幸せになるための選択をしたんだね」と言う。
人は幸せになるために結婚をするし、幸せになるために離婚する。と、私は思っている。
「この人と一緒に生きたい」と思った気持ちは本当だっただろうし、実際に共に暮らしてみたら、「ちょっと違うかも……」と思ったことだって本当なのだ。
ただ、「ちょっと違うかも……」という気持ちになったとき、その気持ちに蓋をして、見て見ぬふりをして生きていくのか、自分の心地よさを追求して、問題をどう解決していくかを考えながら生きていくかでは人生は大きく変わる。
自分勝手に生きるのと、自分のために生きるのは、似ているようで全く違う。
人は、誰かのためではなく、自分のために選択や決断ができるようになることで、悔いのない人生を生きられるようになるのではないだろうか。
潜在意識インタビュアーkaho/ライター