「お風呂場の換気扇」の意外と知らない“正しい使い方”「入浴中に換気扇回してた…」「逆効果だったんだ」
ふだん何気なく使っている、お風呂場の換気扇。じつは、使い方によっては逆効果になる場合もあるんです。ここでは、意外と知らない「お風呂場の換気扇の正しい使い方」についてご紹介します。
換気しながらの入浴はNGだった……!
お風呂場の換気扇は、主に結露対策のために使うもの。入浴によって温められた空気は、壁や天井などの温度が低い場所に触れると結露ができてしまいます。
入浴後に換気扇をまわすことで、結露を軽減するのが本来の役割です。
そのため、入浴中に換気扇を使うのは間違い。換気扇をまわしながら入浴すると、天井の換気口に水蒸気が入り込んで結露がつきやすくなり、かえってカビが発生しやすくなります。
お風呂の換気扇の正しい使い方
換気扇は入浴後にまわすのが適切です。さらに、いくつかポイントを押さえて使うと、より結露対策につながります。
手順1.冷たいシャワーをかけます
入浴後は、浴室全体に冷たいシャワーをかけましょう。浴室内の温度を下げてから換気をすると、結露ができにくくなります。
手順2.ドアや窓を閉めてスイッチを押します
換気扇をまわすときは、ドアをしっかりと閉めてから運転します。お湯を溜めたまま作動させる場合は、風呂ふたを閉めてください。
手順3.ドアの換気口を開けます
お風呂場のドアに換気口がついている場合は、空気を取り込むために開けておきましょう。
24時間換気の場合はどうする?
建物によっては、「24時間換気」を推奨しているケースもあるでしょう。わが家も、換気扇に「24時間換気」と記載がありました。
この場合は、入浴中でも換気扇をまわしっぱなしにしてかまいません。入浴中に寒かったり水滴が落ちたりする場合を除いて、1日中換気を行いましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア