【横浜市瀬谷区】上瀬谷小学校の児童 園芸博への要望、続々 区長や協会職員らと交流
瀬谷区の上瀬谷小学校(小林京子校長)は10月8日、地元で開催されるGREEN×EXPO2027(国際園芸博覧会)に向けた意見交流会を開いた。4〜6年生の児童が、山岸秀之瀬谷区長や瀬谷土木事務所、(公社)2027年国際園芸博覧会協会の担当者らに質問や提案を投げかけた。
地元ならではの声
「未来へつなごうGREEN×EXPO2027の輪」と題された交流会。総合的な学習の時間で上瀬谷地区について学んでいた6年2組の児童が、「地元で開かれる国際園芸博をもっと知り、自分たちの考えを伝えたい」と企画した。当日は、旧上瀬谷通信施設(旭区・瀬谷区)の跡地整備や道路計画について説明を受けた後、まちづくりや会場運営に関する意見が相次いだ。
子どもたちからは「卒業式や夏祭りを会場で開きたい」といった地域に密着した提案のほか、「ごみのポイ捨て対策」「交通渋滞が心配」「歩道の拡幅について」など、地元ならではの課題も挙げられた。山岸区長は「有意義な時間でした。誰もが楽しめる博覧会にしていきましょう」と応じた。
意見交流会を終えた菊池翔太さん(4年)と樋口輝(き)羅(ら)さん(同)は、「会場がとても広い」「花と人との交流が楽しみ」とそれぞれ笑顔を見せた。胡田(えびすだ)爽介さん(5年)は「東名高速とつながる計画に驚いた」と振り返り、大塚里紗さん(6年)は「参加できる取り組みがあれば関わりたい」と意欲を見せた。
同協会の担当者は「地元に住む子どもたちならではの意見を聞くことができた。上瀬谷小の意見を踏まえて、開催に向けた検討を続けていく」と話した。