去年の日焼け止め使う前に確認して!「日焼け止め」の意外と知らない“寿命”と“劣化サイン”3つ
夏が近づくと気になる紫外線。去年使っていた日焼け止めが余っている方は、それを使うこともあるでしょう。しかし、安易に使うのは要注意。日焼け止めにも使用期限があるのです。ここでは、意外と知らない「日焼け止めの寿命と捨てどき」についてご紹介します。
開封後は「1年」が目安
結論から言うと、日焼け止めの使用期限は1年です。しかしこれは、あくまでも開封済みで防腐剤を含んでいる日焼け止めの場合。
オーガニックの日焼け止めや、直射日光の当たる場所や高温多湿な環境で保管していた場合は、さらに寿命が短くなります。
ちなみに、未開封の場合は3年ほど使えるため、昨年購入したものでも問題なく使える場合がほとんどです。
使用NG!日焼け止めの捨てどき
開封後の使用期限は、目安でしかありません。1年経っていなくても、日焼け止めに次のような異変が見られる場合はすぐに使用をやめましょう。
1.変色している
「もともとの日焼け止めの色と変わっている……」そんなときは要注意。日焼け止めの変色は、あきらかな劣化のサインです。古くなった日焼け止めは、黄ばんだり茶色みをおびたりする傾向があります。
開封したときと色が違うと感じたら、今すぐ使用をやめましょう。
2.分離している
キャップを開けたとき、水分と油分が分かれているように見えたら、それは劣化が進んでいる証拠です。使う前によく振っても混ざらない、べたつくような感触がある場合は、思い切って処分することをおすすめします。
日焼け止めは均一に塗り広げられるテクスチャで、塗り心地もなめらかです。分離していると塗りムラができて、紫外線を防ぐ本来の効果を得られません。
3.肌トラブルが出る
顔がかゆい、赤くなる、ポツポツが出た……。このような肌トラブルは古い日焼け止めに原因がある可能性もあります。
成分が変質した日焼け止めを使い続ければ、肌に刺激を与えることも少なくありません。特に敏感肌の人や体調が崩れがちなときは、注意が必要。
肌に異変を感じたらすぐ使用を中止し、皮膚科などで相談してください。
日焼け止めは1年中使ってムダなし
食品のように見た目で判断しにくい日焼け止め。でも、肌に直接塗るものだからこそ、安心・安全が第一です。日焼け止めは季節とわず1年中使えますので、夏だけに限定せずに愛用すれば、余ることもありません。
今年の紫外線対策をバッチリにするためにも、日焼け止めの寿命を見極めて、年中通して使えるものを選びましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア