キングジム、法人向けに「テプラ」2週間の無料レンタルを開始 最新機種の導入検討を後押し
キングジム(東京都千代田区)は6月20日、ファイルのタイトル表示や備品管理などに利用されるラベルライター「テプラ」の最新機種を、法人向けに2週間無料で貸し出すレンタルサービスを開始した。
本サービスは法人を対象とし、原則として1企業につき1回限り。テプラ導入の検討・評価を目的とした利用に限定されている。
ラベル作成やケーブル表示に対応 オフィスや製造現場で活用可能な最新モデルを貸し出し
今回レンタルの対象となる機種は、以下の4機種。実際の業務フローに組み込んで操作性や印字品質を確認できる。
「テプラ」PRO SR-R980
ビジネスに便利なフォームを多数搭載したフラッグシップモデル。Windows対応の「テプラ クリエイター」(SPC10)、macOS対応の「TEPRA LINK 2」を利用し、PC接続による画面上でのラベル作成が可能。CSVやExcelなどの外部データを読み込んでの「流し込み印刷」や、QRコードなどのバーコード作成にも対応する。
また、「カットラベル・パンドウイット」機能により、テープカートリッジの種類に応じた専用フォームでの印刷も可能。
「テプラ」PRO SR-R7900P
PC・スマートフォン専用の最上位モデルで、製造現場などでの大量印刷に適した広幅モデル。最大50mm幅の新テープに対応し、文字サイズも大きく印字可能。テープは45m巻きで、交換頻度が減少し、コスト削減にも寄与する。
「テプラ」PRO SR5900P
ネットワーク対応の高速印刷モデル。USB接続に加え、有線LANおよび無線LAN接続にも対応。あらかじめカットされた定形ラベルへのフチなし印刷が可能。従来機と比べて最大約1.7倍の印刷速度を実現している。
「テプラ」PRO SR-R680
印刷時の余白を削減できるモデルで、SR-R980と同様のラベル編集ソフトを搭載。操作性や印字品質を実際の業務フローで確認できる。
「必要なときだけ」の存在から、常設ツールへ 無料レンタルで買い替えと活用の促進をはかる
同社によると、「テプラ」は堅牢で長期間使用できることから、企業内での買い替え需要が生じにくいという。一方で、最新機種では印刷スピードの向上や高解像度による視認性の向上、多用途対応のカートリッジの利便性など、業務効率化につながる進化が施されている。
今回の無料レンタルは、それらの機能を実際の業務の中で体験してもらい、「テプラ」の新たな価値を感じてもらうことが狙いだ。これまで「必要なときだけ箱から出して使い、終わればしまう」という一時的な使われ方が一般的だったが、同社の担当者は「これからのテプラは、プリンターのひとつのように、常時職場で活用される存在でありたい」と語る。
同社の発表の詳細は公式サイトより確認できる。