人形山車 5年ぶりの準備 前川地区の道祖神祭り
小田原市前川地区で1月11日(土)、12日(日)に開催される「道祖神祭り」の準備が着々と進められている。前川の西、中宿、向原の3地区が山車の上の舞台に毎年テーマを変えて人形を飾りつけるのが特徴の祭りで、今年はコロナ禍による中止をうけ5年ぶりに行われる。
70年以上前にはすでに行われていたという道祖神祭り。交通事情による中止や山車の老朽化などを経て、形を変えて存続されてきた。人形や衣装は数年前に都内の人形店から譲り受けたものを使用しているほか、小道具を手作りすることもあるという。
中宿地区の今年の題材は北条早雲が小田原城を奪い取った際の逸話「火牛の計」。武将の人形に鎧を着せ、松明などの小道具を作成している。
祭りの両日、西は常念寺境内、中宿は国道一号線沿い個人宅駐車場、向原は公民館前公園で山車を披露する予定。