大谷翔平、念願のワールドシリーズ進出!43年前のドジャースvsヤンキースはゴセージやトミー・ジョンが活躍
打率.364、2本塁打、6打点でリーグ制覇に貢献
MLBナ・リーグ優勝決定シリーズ第6戦が20日(日本時間21日)、ドジャースタジアムで行われ、ドジャースが10-5でメッツを下して4勝2敗でリーグ優勝とワールドシリーズ進出を決めた。
試合は初回にメッツが1点を先制したが、ドジャースはその裏、1番DHで先発出場した大谷翔平の中前打を足掛かりに2点を奪って逆転。3回にはエドマン、スミスの2ラン2本で4点を追加し、その後も着実に加点してリードを守り切った。
大谷は第2打席が空振り三振、第3打席は捕飛、第4打席は中前タイムリーを放ち、千賀滉大との対戦となった8回の第5打席は四球で4打数2安打1打点。メッツとの6試合で22打数8安打の打率.364、2本塁打、6打点をマークし、リーグ制覇に貢献した。試合後はシャンパンファイトでチームメイトの山本由伸らと喜びを爆発させた。
ナ・リーグ優勝決定シリーズのMVPはドジャースのエドマン。第6戦で4打点を挙げるなど6試合で打率.407、1本本塁打、11打点の大活躍だった。
1981年はドジャースが連敗後に4連勝で世界一
25日(同26日)に開幕するワールドシリーズは、ヤンキースとドジャースの東西名門球団対決となった。
ドジャースは過去21回のワールドシリーズで世界一は7回。松井秀喜がMVPに輝いた2009年以来15年ぶりのワールドシリーズ進出となったヤンキースは、過去40回でMLB最多の27回優勝している。
両者の対決は1981年以来43年ぶり12回目。同年は4勝2敗でドジャースが優勝を果たしたが、通算ではヤンキースの8勝3敗となっている。
1981年のワールドシリーズを振り返ってみよう。スコアは以下の通りだった。
10月20日(ヤンキースタジアム)ヤンキース 5-3ドジャース
10月21日(ヤンキースタジアム)ヤンキース 3-0ドジャース
10月23日(ドジャースタジアム)ドジャース5-4 ヤンキース
10月24日(ドジャースタジアム)ドジャース8-7 ヤンキース
10月25日(ドジャースタジアム)ドジャース2-1 ヤンキース
10月28日(ヤンキースタジアム)ドジャース9-2 ヤンキース
ヤンキースがホームで連勝スタートを切ったが、ドジャースが4連勝で世界一に輝いた。実はドジャースがヤンキースとのワールドシリーズを初めて制した1955年も連敗スタートからの逆転優勝(●●○○○●○)だった。
1981年のシリーズMVPは打率.350、1本塁打のロン・セイ、打率.333、2本塁打のペドロ・ゲレーロ、打率.286、2本塁打のスティーブ・イェーガーの3人。1990年に来日してダイエーでプレーしたヤンキースのゴセージが2セーブを挙げ、後に自身の名前が手術の通称にもなったヤンキースのMLB通算288勝左腕トミー・ジョンが第2戦の勝ち投手になっている。
2025年の注目はやはり58本塁打、144打点でア・リーグ2冠を獲得したジャッジと54本塁打、130打点でナ・リーグ2冠に輝いた大谷のスラッガー対決だろう。全世界が息を呑むような白熱の攻防が楽しみだ。
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記事:SPAIA編集部