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リーガルが営業赤字転落 紳士・婦人ともに主力ビジネスシューズの不振で減収減益に

セブツー

靴メーカーのリーガルコーポレーションは8月6日、2026年3月期の第1四半期決算を発表した。売上高は51億1400万円で前年同期比1.5%減、営業利益は2億100万円の赤字(前年同期は1億300万円の黒字)、親会社株主に帰属する四半期純利益は2500万円と、前年同期比で88.0%減少する厳しい滑り出しとなった。

業績悪化の背景には、同社の主力カテゴリーである中価格帯のビジネスシューズの販売不振がある。テレワークの定着やビジネススタイルのカジュアル化などで、紳士靴・婦人靴ともに需要が伸び悩み、売上高全体がマイナスとなった。保有株式の配当金収入は1億6400万円増加したものの、小売事業における人件費(業務委託料を含む)の上昇に加え、6月から実施した在庫圧縮施策による減損が営業赤字の一因となった。

こうした厳しい状況の中、リーガルは構造改革の一環としてブランドポートフォリオの拡充を進めている。その柱となるのが、靴ブランド「オリエンタル トラフィック」「ニカル」「卑弥呼」を展開するダブルエーとの業務提携だ。2025年秋冬シーズンから、リーガルが展開する全国約100店舗の直営店において「ニカル」「卑弥呼」の取り扱いを開始し、女性層を中心とした新たな顧客の獲得を目指す。

通期の業績見通しについては、売上高243億円(前年比3.1%増)、営業利益5億円(同25.9%増)、当期純利益7億6000万円(同8.5%増)と黒字転換を計画している。今後は、ブランド戦略の見直しと経費削減に加えて、ダブルエーとの協業による商品ライン拡充と新規顧客層の開拓が、業績回復のカギを握ることになりそうだ。

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