ついつい飲み過ぎちゃう人が知っておきたい「少量のお酒でも満足できるコツ」とは?【痩せるお酒の飲み方】
太りにくいおつまみの選び方を知ろう!
太りやすい食べ物というと、油っこいものが真っ先に思い浮かぶのではないでしょうか。でも実は、太る原因は脂質よりも糖質にあります。多くの人が痩せるために高カロリーな食事を避けますが、これは大きな間違い。高カロリーな食事に多く含まれる脂質には、アルコールの吸収スピードを遅らせる効果があります。
つまり、揚げ物やステーキの油は、食後の血糖値上昇を抑え、脂肪をつくられにくくしてくれるのです。一方、糖質をたくさんとれば、当然のことながら食後の血糖値は急上昇。その結果、体内に脂肪がたまりやすくなります。高カロリーな食事より、高糖質な食事のほうが太りやすいのは明らか。
したがって、おつまみを選ぶときも、避けるべきは油っこいものではなく糖質の多い食べ物なのです。脂質は血糖値の上昇を緩やかにするほか、飲酒で傷みがちな胃壁を胃酸から保護する効果もあります。また、鶏のから揚げやイカフライといった脂質の高いおつまみには、アルコール代謝に必要なたんぱく質も豊富です。逆に、ポテトサラダなどは一見ヘルシーですが、じゃがいものでんぷんには糖質がたっぷり。
おつまみにするなら、断然、揚げ物のほうが太りにくく健康的です。また、油脂類の中でも中性脂肪の蓄積を抑えるオレイン酸を多く含むオリーブオイルがおすすめ。カルパッチョやアヒージョなどは最強のおつまみです。
『内臓脂肪の名医が教える 痩せるお酒の飲み方』はこんな人におすすめ!
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そもそもなんでお酒を飲むと太るの?
酒を飲むと太る。そう実感する人は多いのでは?お酒やおつまみのカロリーや糖質が原因なのでしょうか。もちろん、それも関係しますが、実はもっと根本的なところに「飲むと太る」原因があるのです。
お酒を飲むと、まずはアルコールが胃に到達して吸収されます。すると、アルコールの影響で全身の血流がよくなります。皆さんが経験する、お酒を飲むと血行がよくなって体が温まるという現象です。アルコールはある程度胃で吸収されたあと、小腸へ流れていきます。当然、小腸も血流がよくなっているので吸収力がアップ。流れてきたアルコールのほか、お酒やおつまみに含まれる糖質をたっぷりと吸収してしまいます。
お酒を飲むと脂肪をためこみやすくなる!
同じ糖質量でも、お酒を飲まないときよりも飲んだときのほうが、より多く糖質を吸収してしまう。これが、「飲むと太る」一番の原因です。糖質はとりすぎると、中性脂肪となって体に蓄積していきます。つまり、お酒を飲むと、体が脂肪をため込みやすい状態になってしまうのです。
また、お酒には胃を刺激して胃の動き(蠕動運動)をよくする作用もあります。胃が活発に動きはじめるので、どんどん食欲も増進します。その結果、お酒を飲みながら食事をすると食べすぎてしまったり、飲んだあとにシメのラーメンを食べたくなったりと、食欲が暴走。単純に飲むと食べる量が増えることで、太ることに繋がります。
お酒を飲むことで太りやすくなってしまいますが、本書ではお酒を飲んでも太りにくくなる、痩せることにつながる方法を紹介しています。気になる方はぜひ手に取ってご覧ください!
【書誌情報】
『肥満治療の名医が教える 図解 内臓脂肪がごっそり落ちる食事術』
監修:土田 隆