Yahoo! JAPAN

地域防災のチカラ マップで関係づくりを 3自治会・町内会へ講演

タウンニュース

講演する小野関さん(左)

金沢区の関東学院大学防災・減災・復興学研究所チームは2月24日、関ヶ谷自治会、夏山町内会、山の手自治会の住民を対象とした「住民同士による見守りネットワーク成功事例講演会」を西金沢コミュニティハウスで実施した。「第25回防災まちづくり大賞日本防火・防災協会長賞」を受賞した群馬県の榛東村社会福祉協議会の支え合いマップによる見守りネットワーク事業について、発案者の同会小野関芳美事務局長が語った。

講演で紹介された住民支え合いマップづくりは、自治会長や消防団員、福祉施設、学校関係者など約200人が年に一度集い、見守りが必要な避難行動要援護者の情報を毎年更新しながら、声掛けや安否確認を行い、緊急事態への対応を図る事業。マップづくりの機会を設けることで、援護者相互の顔が見える関係性作りにも繋がる。「令和元年東日本台風」の際には同会がマップを活用し、自主的に声掛けが行われ、要支援者をスムーズに避難させたことが評価された。

周りの力借りて

他の自治会やケアプラザなどと連携しながら災害に備えることが重要という意見が出るなど、それぞれの自治会が抱える問題に対する解決の糸口を探った。関ヶ谷自治会の野呂良彦会長は「普段の繋がりが、いざという時に役立つ。自治会・町内会同士の連携を強化していきたい」と話した。

【関連記事】

おすすめの記事