箱根登山電車 3000形「アレグラ号」が就役10周年 11月から記念ヘッドマーク掲出や写真展
箱根登山電車の3000形「アレグラ号」が就役10周年を迎えることを記念し、小田急箱根が11月から記念キャンペーンを開催します。
第1弾として、11月1日(金)から「アレグラ号」全車両に、10周年記念デザインのヘッドマークを1年間掲出します。ヘッドマークのデザインは全部で3種類。通常デザインものが1つ、ランダムで掲出されるものが2つ。どのヘッドマークを付けた「アレグラ号」と出会えるかは、乗車時までのお楽しみ。
「アレグラ号」3001号の車内では写真家・大橋史明さんによる、アレグラ号10周年記念写真展「ハレのひ」も開催。四季折々の箱根の町と「アレグラ号」の魅力が詰まった全11作品が楽しめます。開催期間は2024年11月1日(金)~2025年10月31日(金)。車両検査等の都合により運行しない日もあります。
フォトブック【大橋史明氏 アレグラ号10周年記念写真集「雨のひ、ハレのひ」】も11月から発売。価格は1,100円(税込)、送料別。販売箇所は箱根湯本駅・強羅駅の窓口や、オンラインストア「箱根登山電車 ONLINE STORE」です。
アレグラ号について
愛称の「アレグラ」とは、箱根登山電車の姉妹提携鉄道であるレーティッシュ鉄道が走るスイス・グラウビュンデン州に今も息づく希少言語、ロマンシュ語のあいさつの言葉です。
車両のデザインは、四方から箱根の雄大な自然景観を車内に取り込めるよう、運転席前面には大型ガラス、側面には上下に大きく広がる展望窓を配置。箱根の風景に溶け込むというコンセプトのもと、レーティッシュ鉄道との提携35周年に就役しました。
2015年には、鉄道友の会が優秀と認めた車両に対して贈られる「ローレル賞」を受賞。甚大な被害をもたらした台風19号の復旧に象徴されるように、観光を活性化する存在となり、小田急箱根のフラッグシップトレインとなっています。