トム・クルーズと『オール・ユー・ニード・イズ・キル』監督が再タッグ、超常現象スリラー映画を製作か
映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』(2014)や『バリー・シール/アメリカをはめた男』(2017)でタッグを組んだトム・クルーズとダグ・リーマン監督が、超常現象スリラー映画『Deeper(原題)』で再びコンビを組む可能性が報じられている。
リーマン監督は、ニューヨークで開催されたド上映イベントにおいて、米に「恐怖映画を作りたい」と語った。さらに、「これまで一度も恐怖映画を手掛けたことがないし、トムもそうだ」と述べ、本企画への意欲を明かしている。
『Deeper』は、未踏の深海を潜る宇宙飛行士が恐ろしい未知の力に遭遇する物語。このプロジェクトは2016年4月に初めて立ち上がり、当初はブラッドリー・クーパー主演、コルネル・ムンドルッツォ監督で進行する予定だった。その後、イドリス・エルバとバルタザール・コルマウクル監督による新たなバージョンが企画されたが、いずれも実現には至らなかった。
現在はワーナー・ブラザースが本作の制作を進めているとが報じている。ただし、リーマン監督の次回作が『Deeper』になるかは未確定という。
トム・クルーズとダグ・リーマン監督のタッグは、これまでに『オール・ユー・ニード・イズ・キル』と『バリー・シール/アメリカをはめた男』の2作品で成功を収めている。さらに、現在進行中のプロジェクトとして、NASAとSpaceXと協力し、宇宙空間で撮影する映画も計画されている。この企画は2023年に撮影開始予定だったが、その進捗状況は明らかになっていない。リーマン監督がこの度語った「恐怖映画」が優先される可能性もある。
トム・クルーズは現在、『ミッション:インポッシブル』シリーズの新作や『デイズ・オブ・サンダー』続編、『トップガン』シリーズ第3作など、多くの話題作に関与している。クルーズはワーナーと提携する戦略的パートナーシップ契約を結んでおり、2024年にはワーナー・ブラザースが製作するアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ監督の最新作で主演を務める予定だ。『Deeper』がこれに続く提携2作目となる可能性も考えられる。
『Deeper』が実現するかはまだ不透明であるが、これまでに数々の良作を生み出してきたトム・クルーズとダグ・リーマン監督のコンビだけに、観客を魅了する新たなスリラー作品となることに期待したい。
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Text:Hollywood、中谷直登