「恋が叶いそう」「言葉を失ってしまう」 能登の〝恋人の聖地〟に現れた光景に1.9万人感動
「能登の海岸に幸せの虹がかかりました」
そんな呟きと共に投稿された光景が、X上で注目されている。
投稿者は、石川県在住でアマチュアカメラマンとして活動している4seasons(@fujiyamaphoto)さん。2025年3月15日に投稿したのは、水の上に立つ赤い鳥居が印象的な海岸の風景だ。
水平線の向こうにかかる、美しい七色の虹。
鳥居と相まってなんとも神秘的な雰囲気を醸し出している。
この絶景、一体どこで見つけたの? Jタウンネット記者は24日、撮影者の4seasonsさんに話を聞いた。
「畏敬の念を抱きました」
4seasonsさんが「幸せの虹」をカメラに収めたのは、2月3日の午後3時半ごろ。場所は石川県能登町の恋路海岸だ。
石川県観光連盟の公式サイト「ほっと石川旅ねっと」によると、この地にはかつて深い恋仲であった若者たちが命を落としたという悲恋の伝説が残されている。
そのことから、いつしか「恋路」と呼ばれるようになり、今では恋路海岸から見附島までの3.5キロの海岸線が「えんむすビーチ」として、恋人たちの聖地になっているそうだ。
4seasonsさんはその日、珠洲市から能登町に向かって車を走らせていた。すると空に虹がかかったため、急いて恋路海岸の駐車場に停車し、海岸の風景を撮影したという。
「能登半島は地震により甚大な被害が出ましたが、時には何かを奪い、また与えてくれる自然に畏敬の念を抱きました」(4seasonsさん)
自然の雄大さと美しさを感じられる神秘的な1枚に、X上では1万9000件以上のいいね(27日夜時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「恋路の虹をありがとうございます」 「恋が叶いそうな素敵な風景ですね」 「目の前で見ると言葉を失ってしまうぐらい 感動ですね」 「高天原から救いの手が来てると思わされるような虹ですね」