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9月の連休で食べ尽くせるか!?行くべき”沖縄そば店”ランキング!沖縄本島の北部・中部・南部エリア別のオススメは?

OKITIVE

沖縄そばは、県民にとっては日常の味、旅行者にとっては「沖縄を感じる一杯」として欠かせない存在です。シンプルながら奥深い魅力があり、透明感のある鰹だしや濃厚な豚骨白湯、さらに味噌や醤油ベースなど、スープの種類だけでも豊富。ソーキそば、三枚肉そば、てびちそばなど具材によって味わいが変わり、どのお店を訪れるか?まるでランキングを巡るような楽しさがあります。 特に9月の連休は沖縄そば巡りにぴったり。北部エリアでは今帰仁村や名護市屋我地島に点在する古民家そば屋が人気で、自然に囲まれたロケーションで味わう一杯は格別。恩納村では、自家製生麺を使った進化系そばがオススメです。 中部では、家庭的な大衆食堂から紅芋麺を提供する個性派まで多彩なお店が並びます。マルシェ併設型の店舗では、食事と買い物を一度に楽しめるのも魅力。まさにランキング上位に入りそうな人気スポットばかりです。 南部の那覇・国際通り周辺では宮古そばの老舗や、やちむんの器で提供されるカフェ風そば屋が注目。さらに“朝そば文化”を広める店もあり、旅の始まりにオススメの一杯を楽しめます。 定番から隠れた名店まで、エリアごとに個性豊かな沖縄そば。9月の連休にぜひ、自分だけの“ランキング入りオススメ店”を探しに出かけてみてはいかがでしょうか。 この記事では、北部・南部・中部とエリア別に分け、それぞれのランキングTOP5をご紹介! 連休のお出かけに是非、参考にしてみてください。

北部第5位 今帰仁村・沖縄そばカフェ「ととと」

やさしく香る白湯そばの癒し

今帰仁村に新しくオープンした「ととと」は、気軽に沖縄そばを楽しめる、カフェのような雰囲気が魅力の沖縄そばカフェです。古宇利大橋やジャングリア沖縄から車で約7~8分と、観光の合間に立ち寄りやすい立地も◎。 店内は白を基調にした明るくやさしい空間で、自然光が差し込み料理も会話も主役に。テーブル席と座敷があり、ベビーカーや車椅子にも配慮されているのがうれしい配慮です。 注目は、地元・今帰仁村の老舗「金城ミート」の豚骨を約7時間煮込んだ濃厚な白湯スープが味わえる「あっさり豚骨白湯そば」。透明スープとは違う、骨の髄から引き出された深いうま味が特徴です。角度をそろえた軟骨ソーキや香ばしい炙り蒲鉾、彩り豊かな野菜がのり、名護の老舗「三角屋」の生麺と絡めていただくその一杯は、体もこころもじんわり温めてくれます。仕上げに本部町の泡盛や沖縄産トウガラシ入りのオリジナルコーレーグースーをちょい足しすれば、味の印象がピリッと引き締まります。 もうひとつの人気メニュー「琉球まぜそば」は、黒糖ダレで甘く煮込まれた金城ミートの三枚肉と卵黄、小ネギ、天かす、海苔がまぜ合わさって、コク・香り・食感の絶妙バランスがたまりません。一度混ぜ合わせればやみつきになる味わいです。 セットには、具だくさんの炊き込みご飯「じゅーしぃ」と、自家製の紅芋黒糖わらび餅が付きます。じゅーしぃは甘さ控えめで食べ飽きず、わらび餅は久米島産紅芋×県産黒糖の上品な甘さが魅力。黒糖蜜をかける量で風味の変化も楽しめます。 本部町育ちの店主ふたりが「沖縄そば」と「カフェ」要素を掛け合わせた新しいスタイルのそば屋を目指し、地域への想いを形にした「ととと」。北部の人気観光地にも近く、テイクアウトに適した黒糖キャラメルポップコーンなどもそろっており、ドライブの途中にふらりと寄れる温かな場所です。 住所 〒905-0411 沖縄県国頭郡今帰仁村天底1306-12

北部第4位 今帰仁村・古民家そば店「今帰仁そば」

ふくぎ並木に抱かれた優しい一杯

今帰仁村・諸志という静かな集落にある「今帰仁そば」は、ふくぎ並木に囲まれ、しんとした空気の中でじんわりおいしさを感じる古民家そば屋です。観光地として知られる美ら海水族館や古宇利島、世界遺産・今帰仁城跡の間にあり、地元の人も旅人も自然と足を運ぶ立地にあります。 2024年に元店主の体調不良で惜しまれつつ閉店しましたが、2025年3月、“あの味”を守りたいという思いを胸に、現在の店主が同じレシピで“今帰仁そば”を復活させました。 広い庭と並木を眺めながら、のんびり待つ時間自体が心地よい。店内は2名掛けテーブルが7つ、4名掛けが1つあり、沖縄らしさを感じられる古民家の趣にあふれています。さらにリニューアルで増設された外席(4名掛け×6卓)は、鳥のさえずりや木の葉の音とともに楽しむ、自然を身近に感じられる空間です。 繊細で後味さっぱりなスープは飲み干せるほどのやさしさ。トロトロに煮込まれたソーキがじゅわりと旨味を放ち、素朴さの中に深いコクを感じます。一口ごとに“身体が喜ぶ”実感がじんわりと広がる一杯に仕上がっています。 地域に愛された味が、またここにある――そのストーリーに触れながら味わうそばは、地元の人には懐かしさを、観光で訪れる方には沖縄らしい時間をそっと届けてくれます。 住所 〒905-0426 沖縄県国頭郡今帰仁村諸志181

北部第3位 名護市・屋我地島の古民家そば屋「すばすば」

あぐー豚だし香る全部盛りそば

名護市屋我地島ののどかな集落に佇む「すばすば」は、2024年12月にオープンした古民家を改装した沖縄そば屋です。Netflixの人気番組のロケ地として使われた建物を使っており、庭や軒下で番組の名シーンを再現する人も多い、ファンにはたまらない空間です。木々のざわめきに耳を傾けながら、ゆったりとした時間を過ごせるのが魅力です。 看板メニューは、あぐー豚のダシ骨をじっくり煮出した、コク深いスープの沖縄そば。じゅーしぃとともに提供され、トロトロに煮込まれたソーキや三枚肉、さらにワンタンまでのった「全部盛り」は、お肉好きにはたまらない豪華さです。あぐー豚の旨味がじんわり広がるスープは、心も体もあたたかく満たしてくれる味わいです。 古きよき沖縄の時間が流れる空間で、そばを味わいながらのんびり過ごせば、地元の方には懐かしさを、観光で訪れる方には沖縄らしいやすらぎの時間を届けてくれます。北部観光とあわせて、ちょっと遠出して行ってみるのもおススメです。 住所 〒905-1632 沖縄県名護市饒平名19

北部第2位 恩納村・進化系そば店「金月そば」

8種の魚節ダシが繰り出す黄金スープとぷるぷる麺

恩納村と名護市の境に立つ「金月そば(きんちちそば)」は、創業から16周年を迎えた進化系そばの名店。店内には赤い椅子が並び、テーブル席と座敷が居心地よさを演出しています。観光客にも地元にも愛され、訪れるたび新しい一杯と出会えるのが魅力です。 最大の特長はその麺。創業当時からこだわり続ける自家製生麺は、もちもちとした弾力。沖縄県産小麦「島麦かなさん」を使った麺にはつぶつぶとした香りの層が食感をさらに豊かにしてくれます。 スープはカツオ・サバ・ニボシ・トビウオなど8種の魚節から丁寧に引いた“天然黄金ダシ”。澄んだスープにうま味がぎゅっと詰まり、じっくり味わいたくなる優しい口当たりです。器を両手で抱えて味わいたくなるような、体にしみる一杯。 そばに添えられる具材も味の深みをサポート。上品な甘じょっぱさの三枚肉や、島豆腐とのコラボが絶妙に絡んで、それぞれの旨味が引き立ちます。じゅーしぃは鶏五目入りで、ダシの美味しさを活かした混ぜごはんスタイル。あっさりしているのに、しっかり風味が広がる味わい。 店舗によっては、つけそばスタイルでも提供されており、豚骨とハーブ鶏ベースのつけダシや赤だれ・海老味噌ダレなど、バリエーションも豊か。気分に合わせて味を選べる楽しさも魅力のひとつです。 沖縄そばの新たな可能性を追求し、地元小麦や麺づくりにまでこだわるその姿勢は、観光客にも地元の方にも“忘れられない味”として刻まれるでしょう。 住所 〒904-0401 沖縄県国頭郡恩納村名嘉真8-3

北部第1位 名護市・地魚と全粒粉麺のそば屋「上原そば」

麺も具も別添え、絶景とともに楽しむ沖縄そば

名護市屋我地島の高台にひっそりと佇む「上原そば」は、店主の実家を改装してオープンしたお店。青い空や海、やんばるの豊かな自然を眺めながら、美しい景色と一緒に味わう沖縄そばは、ただの一杯ではなく心のごちそうです。 自家製麺には全粒粉とカツオ粉が練り込まれていて、噛むほどに小麦と魚の香り広がります。麺とトッピングが別添えで提供されるスタイルは、見た目にもわくわく感があり、自分好みの楽しみ方ができます。 名物のジャンボソーキや柔らかな三枚肉は、秘伝のタレでじっくり煮込まれていて、お肉だけでも満足感たっぷり。近海の地魚を使った刺身や海ぶどうの鮮やかなプチプチ感、そしてボリューム満点のじゅーしぃまで揃った「上原そばセット」は、そばとごはん、魚料理やスイーツまで、一度に沖縄らしさを丸ごと味わえる満足度の高さです。 テラス席ではペット同伴も可能で、風に揺れる葉音や潮風を感じながらゆったりと過ごせるのも魅力。那覇や北部観光の途中に立ち寄れば、爽やかな景色と共に特別な「沖縄の一食」を体感できる場所が「上原そば」です。 住所 〒905-1632 沖縄県名護市饒平名498−3 2F

中部第5位 中城村・地域の台所マルシェ「ごさまるしぇ」

日用品も野菜も揃う「生活の拠点」にある「学校風食堂」の沖縄そば

中城村旧役場跡地にオープンした「ごさまるしぇ」は、ただのマルシェじゃありません。懐かしい学校の机や椅子が並ぶ“学校風食堂”には、黒板や給食を思い出させる雰囲気が広がり、子どもも大人も心がほっこりと和む空間です。 そこで味わえるのが「ごさまるそば」。豚とカツオでとった透明感のあるスープに、ジューシーな三枚肉・ホロリと柔らかいソーキ・赤肉・黄金卵と蒲鉾がのったごちそうそばです。「じゅーしー」とくず餅がセットになった定食スタイルで、学校の給食にちょっとしたごちそう気分をプラスしたような楽しさがあります。 さらに食後には懐かし駄菓子コーナーへ直行。あの頃ワクワクして手に取ったお菓子が今も並び、大人も思わず笑顔になる空間です。そばと駄菓子、そして学び舎のような食堂空間が一体になって、日常の中に懐かしくてちょっとした非日常を届けてくれます。 沖縄そばを「ごはんの延長線として気軽に選びたい」と思える心地よさで、地元の生活にゆるやかに寄り添いつつ、観光の立ち寄り先にもなる、暮らしの中に溶け込む一軒として親しまれていくことでしょう。 住所 〒901-2406 沖縄県中頭郡中城村当間176番地1

中部第4位 北谷町・隠れ家沖縄そば店「りんくる食堂」

スパイシーカレーそばとレトロ空間

北谷町浜川にある「りんくる食堂」は、青い壁と外人住宅が目印の隠れ家そば屋。駐車場完備でアクセスがよく、店内にはオーナーが大切にしてきたダイヤル式電話やレトロなおもちゃ、アンティークラジオが飾られ、懐かしさと温もりが満ちています。カウンター席ではスタッフとの会話も楽しめ、初めてでも心地よく過ごせる雰囲気です。 メニューは個性的な創作そばが魅力。看板の「カレーそば」は、天然素材で作られたカレー味のスープに自家製麺がよく絡み、鶏唐揚げと柔らかい豚肉のトッピングが絶妙。独特のスパイシーさがクセになります。また、あさりそばや辛きのこそばなど、他にはないトッピングも並び、好奇心をそそります。 定食メニューも充実していて、観光客は創作そばを、地元の方は定食を選ぶことが多いそう。食後には手作りのスパイスジンジャーエールでひと息つくのもおすすめです。 家庭のような温もりと個性が香る空間は、旅の途中に立ち寄る非日常としても、地元の日常の中のちょっとした楽しみにもぴったり。気軽に通える場所として地元に根づき、訪れる全ての人をやさしく迎えてくれるそば屋です。 住所 〒904-0112 沖縄県中頭郡北谷町浜川186

中部第3位 読谷村・地元に愛される自家製麺そば「番所亭」

紅芋麺もある!選べる絶品そば

読谷村喜名にある「番所亭(ばんじゅてい)」は、2000年の創業以来、地域に親しまれてきた沖縄そばの名店。店内には沖縄民謡が優しく流れ、カウンター・テーブル・座敷が揃った居心地の良い空間です。子ども用チェアの貸し出しにも対応し、初めて訪れる人も安心して過ごせます。注文はタッチパネル式の券売機で簡単。 おすすめの「番所すば」は、自家製かつおベースのスープが上品でコク深く、ちぢれのある生麺との相性が抜群。ウコン入りの普通麺や、さらに追加料金でヨモギ麺にも変更可能というバリエーションの豊かさが魅力です。紅芋を練り込んだ紫色の紅ざるは、見た目も爽やかで、冷たいつけ麺として人気。セットのソーキ丼はしっかり味が染み込み、ほろほろの軟骨ソーキがご飯にぴったりです。店頭の自動販売機では、骨汁やハーブチキンなどのテイクアウト商品も手に入ります。 ドライブや歴史散策の休憩にぴったりなロケーションで、地元には日々のたびに通うほど親しまれ、観光客にとっては沖縄らしい温かさを感じられる大切な一軒。日常にも旅の思い出にもそっと寄り添ってくれるそば屋です。 住所 〒904-0302 沖縄県中頭郡読谷村喜名473

中部第2位 沖縄市・定食も楽しめる大衆そば屋「だるまそば」

4種の肉が勢ぞろい!豪快そば定食

沖縄市山里にある「だるまそば」は、いつ行っても地元客で賑わう、ボリューム満点の大衆食堂です。リーズナブルなのに満足感たっぷりの沖縄そばと定食がそろい、子ども連れのファミリーや働き盛りの方にも愛されています。メニューの多さに、頼むたびに迷ってしまう楽しさがあります。 看板メニュー「だるまそば」には、骨付きソーキ・軟骨ソーキ・三枚肉・てびちの肉4種類が豪快に盛り付けられ、麺が隠れるほどの迫力。濁りの少ない透き通ったスープは豚のだし骨とカツオの風味が効いていて、ほどよい塩加減がそばとの相性抜群です。ストレート麺との相性も良く、ちゅるんと食べ進められます。 定食派の方には「だるま定食」が人気。大きなトンカツとシャキシャキ野菜炒め、ミニそば、ご飯がセットになっていて、満腹を約束するボリューム。から揚げ好きには「そば屋の唐揚げカレー」もおすすめで、カリッとした唐揚げと家庭的なカレーの組み合わせは、つい笑顔に。 地元で長年愛されてきたこのお店は、かつての味を引き継ぎ、家族で通える安定感を保っています。そんな「だるまそば」は、旅行中の胃袋を満たすだけでなく、地元の日常に溶け込み、みんなから愛される定番の食卓として、いつまでも続いてほしい一軒です。 住所 〒904-0033 沖縄県沖縄市山里2-13-20

中部第1位 うるま市・家庭の味を継ぐそば屋「ニューロイヤル」

煮干しとカツオの優しいだしの沖縄そば

うるま市喜仲にある「ニューロイヤル」は、地域に根ざした家庭の味を大切に受け継ぐ沖縄そば屋さんです。ぐるりと囲むカウンター席があり、自然光が差し込む明るい空間は、地元の常連さんも観光客も気軽に立ち寄れる温かな雰囲気。そのうえ、壁にはお客さんが描いたかわいらしい沖縄そばのイラストが飾られ、ほっとする居心地のよさも魅力です。 注文は券売機方式で、気軽に選べるスタイル。看板メニューの沖縄そばは、“ちょうどいい旨み”を追求したバランスの良いだしが特徴で、煮干しとカツオ節を丁寧に引いた透明感あるスープが染みわたります。スープから漂う旨みは、優しさと懐かしさが同居した安心感を感じさせてくれる一杯です。 さらに味変も楽しめるよう、卓上にはコーレーグースーや島こしょうなど調味料が充実。自分好みに味を変化させられるのも嬉しいポイントです。 常連さんの何気ない会話が聞こえてくるような、あたたかい空間で味わうそばは、訪れる人の心をじんわりほどくご当地の優しさそのもの。家庭的な温もりが漂うそばは、地元の人にとっては慣れ親しんだ味わいを、観光で訪れる人にとっては土地の暮らしを感じられるひと皿です。日常にも旅の記憶にも寄り添うおきなわそば屋です。 住所 〒904-2236 沖縄県うるま市喜仲1丁目7−5

南部第5位 那覇市・生麺とやちむんが彩るそば店「nan*ne」

壺屋焼の器とつるもち生麺の調和

那覇市壺屋の「nan*ne(なんね)」は、やちむん通りから少し奥に入った場所にある、そばと雑貨と喫茶が融合したお店です。窓から光が差し込む落ち着いた店内は、木の温もりが漂い、時間がゆっくり流れるような心地よさがあります。観光で訪れる人も、買い物途中の地元の人も、自然に腰を下ろしたくなるような雰囲気が魅力です。 看板メニューは、自家製ストレート生麺を使った沖縄そば。麺はつるりとした喉ごしと、もちもちした弾力を兼ね備え、食べるほどに小麦の香りが広がります。黄金色に澄んだスープは、カツオと昆布をベースにした優しい味わい。ひと口目から体にすっと染み渡り、最後まで飽きずに楽しめます。じっくり煮込まれたソーキは箸で簡単にほぐれるほど柔らかく、噛むごとにじゅわっと旨みがあふれます。 料理を支えるのは、地元の窯元・育陶園のやちむん。唐草模様が描かれた器は美しく、手に取ると温もりを感じさせます。器の存在感が料理をさらに引き立て、食事が一層豊かな時間へと変わります。 そばの後には、県産牛乳を使ったソフトクリームや、こだわりのドリンクでほっとひと息。食事だけでなく“過ごす時間”そのものに価値を感じられるのが「nan*ne」の魅力です。沖縄らしい焼き物と丁寧な一杯が調和した空間は、旅の特別な記憶にも、地元の日常のひとコマにもそっと寄り添ってくれるでしょう。 住所 〒902-0065 沖縄県那覇市壺屋1丁目22−37

南部第4位 浦添市・行列が絶えない地元そば「てだこそば」

定番からよもぎ冷やしまで多彩メニュー

浦添市にある「てだこそば」は、1993年創業以来、アツい支持を受け続ける地元の人気そば店です。浦添市立図書館や美術館のすぐそばという立地で、お出かけ途中に自然に立ち寄れる日常の一軒としても親しまれています。平日の昼でも開店前から行列ができるほどの人気ぶりで、地元客と観光客の両方に愛されています。 お店の魅力は、なんといってもバリエーション豊かなメニュー。定番のソーキそばや三枚肉そばに加えて、「トーフそば」「納豆そば」など個性的なラインナップも登場し、リピーターを飽きさせません。さらに夏季限定の「冷やしよもぎそば」は、緑色のよもぎ麺が爽やかで、さっぱりとした味わいが◎。どれにしようか迷う楽しさも魅力です。 自慢の自家製手打ち麺は、ぷるぷるのもちもち食感が絶妙で、スープとの相性も抜群。しっかりとしたコシと、噛むたびにふわりと香る小麦の風味がたまりません。定番のそばだけでなく、麺そのものを味わいたくなるほどの存在感があります。 地元に根付いた理由のひとつに、地元客を大切にする姿勢があります。たとえば手作りのギョーザも人気で、モチモチの皮に三枚肉がゴロゴロ入った重厚な一品は「そばの相棒」として地元の常連さんにも高評価です。 「てだこそば」は、観光客には“沖縄そばの基本と冒険”を提供し、地元の方には“日常の安心とちょっとした驚き”を届けてくれる一軒です。 住所 〒901-2103 沖縄県浦添市仲間1丁目2−2

南部第3位 那覇市・あっさり旨みの宮古そば「どらえもん国際通り店」

三種の肉と澄んだダシの宮古そば

那覇市・国際通りにほど近い場所にある「どらえもん 国際通り店」は、1989年創業の宮古そばの名店で、開店するとあっという間に満席になる人気ぶりです。店内はカウンターと座敷を合わせた24席ほどのこじんまり空間。観光で訪れる人にも、地元の常連にもなじみやすく、居心地のよさを感じられるお店です。 注文は券売機スタイル。定番の宮古そばから「どらえもんセット」、子ども向けから三枚肉・ソーキ・てびちが揃うそばまで多彩に選べる楽しさがあります。看板の「どらえもんセット」は、ツルッとした中細ストレート麺に、くっきりしたかつおダシの澄んだスープが特徴。まずはそのまま、続いてコーレーグースーや紅生姜を加えれば味の変化も楽しめます。ジューシーな三種肉はそれぞれ個性があり、ぷるぷるのてびちにホロホロのソーキ、やさしい甘めの三枚肉という贅沢なバランスです。じゅーしぃはシンプルで食べやすく、スープとの相性もぴったり。 観光客には宮古そばの本格を、地元の人には日々の「安心の一杯」を届けてくれる場所として、多くの食べ手の生活に溶け込んでいます。気軽に「また来たい」と思わせる、旅にも暮らしにも寄り添う沖縄そば屋です。 住所 〒900-0014 沖縄県那覇市久茂地3丁目2−17

南部第2位 八重瀬町・古民家文化財で味わうそば「上江門そば」

”鰹・味噌・醤油”選べるスープ

八重瀬町安里の歴史ある屋敷を利用した「上江門そば」は、築300年以上の古民家を改装した文化財級の建物で、重厚な佇まいに一歩踏み込むだけで時の流れがゆっくりと変わります。駐車場も広く、ゆったりとした中庭を眺めながら、落ち着いた時間が流れる中でそばを味わえる贅沢さを体感できます。 ここでは、スープは「鰹」「味噌」「醤油」から好みで選べます。鰹出汁はガツンと香りながらもクリアな後味で、味噌味は複数の味噌をブレンドしたクセになる深みがあり、醤油味は椎茸や野菜の自家製タレでまろやかさをプラスしています。どれもベースには鰹出汁が使われていて、好みに応じたそばの味が叶います。 麺は自家製でしっかりしたコシが特徴。ぷつぷつと切れるような心地よい歯ごたえがあり、食べ応えも満点です。トッピングの軟骨ソーキと三枚肉は、濃厚な味付けで箸でほぐれるほど柔らかく、そばをさらに満足感のある一杯にしています。 さらに注目したいのは、建物内の歴史的な雰囲気。柱や天井に残る銃痕、仏壇、巨木のガジュマル、そして時を感じさせる風景は、単なる食事を超えた「沖縄時間」を提供してくれます。 「上江門そば」は、観光客には“沖縄らしい時空間と伝統そば”を、地元の方には“日常の延長にある郷愁と安心”をもたらす存在となっています。独特な空間で、心もお腹も満たしてくれるお店です。 住所 〒901-0514 沖縄県八重瀬町安里198 史跡上江門家敷地内

南部第1位 那覇市・朝そばから楽しめる沖縄そば「オキナワソバヤ ススル」

朝からいける!朝7時開店、澄んだダシと手打ち麺

那覇市松尾に店を構える「オキナワソバヤ ススル」は、朝7時開店で「朝そば」をかなえてくれる新世代の沖縄そば店です。国際通りから少し外れた裏路地にあり、ゆいレール県庁前駅から歩いて行けるアクセスの良さも魅力。出勤前の地元客や、旅の一日を早くから動き出したい観光客にとって心強い存在です。早朝から沖縄そばを味わえる数少ない店として「朝そば」の新しい文化を発信しています。 店内はモルタルと木目を基調としたスタイリッシュなデザイン。清潔感のある空間はカフェのように落ち着き、女性ひとりでも入りやすい雰囲気です。カウンター席からは調理の様子が見えるオープンキッチンになっており、湯気とだしの香りに包まれながら待つ時間さえ心地よく感じられます。 看板メニューの「ススルそば」は、中細ストレート麺を使用。するすると軽やかにすすれる麺は、ほどよいコシと喉ごしの良さが特徴です。スープは鰹をベースにした澄んだだし。透明感のある味わいながら旨みはしっかりと残り、朝の空腹にやさしく染み渡ります。トッピングは三枚肉、ソーキ、てびちが一杯に集結し、それぞれの異なる食感や風味が調和。さらに紅生姜やコーレーグースーでアレンジすれば、ひと椀で何度も味わいを変えるのも楽しみのひとつです。 サイドメニューの「じゅーしぃ」や卵焼きも人気で、そばと合わせれば一日の活力をチャージするに十分。出勤前の軽食としても、観光客のしっかり朝ごはんとしても満足度は高く、リピーターが多いのも頷けます。 「ススル」が大切にしているのは“日常のそば”であること。観光で訪れた人には沖縄らしい一日の始まりを、地元の人には毎日の暮らしに寄り添う朝の習慣を。ススルのメニューは、単なる食事ではなく、沖縄の食の豊かさ、そして店主の温かい想いが詰まった「体験」なのです。お店の想いに触れに行ってみてください。 住所 〒900-0014 沖縄県那覇市松尾1丁目9−24 福地ビル 1F

9月の連休で行くべき沖縄そばランキング:まとめ

沖縄そばは、地域やお店ごとに異なる魅力を持ちながら、どこで食べても心を満たしてくれる存在です。北部の自然に囲まれた古民家そば屋では、時間がゆっくり流れる中で味わう特別な体験ができ、中部の大衆食堂やマルシェ併設店では生活に根ざした温もりを感じられます。南部では、那覇の老舗宮古そばや朝そば文化に触れ、旅の合間や日常に寄り添う一杯に出会えるでしょう。 観光で訪れる方にとっては「沖縄らしさを凝縮した思い出」に、地元の方にとっては「日常の中で新しい発見がある味」に。それぞれのシーンに合わせて楽しめるのが沖縄そばの大きな魅力です。 次にどの店へ足を運ぶかを考えるだけでも、沖縄そばの楽しみは広がります。少し遠出してでも訪れる価値がある一杯を、ぜひこの沖縄そばランキングの中から見つけてください。

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