「やまと尼寺」の気になる暮らしと冬のレシピとは?
お寺の暮らしと冬のレシピ
豊かな自然とおいしい料理ご住職の笑顔あふれるお寺「音羽山観音寺」。このお寺を守り続けるのは後藤密榮さん。奥深い山のお寺で、365日ほとんどものを買わずに暮らしています。本記事では『やまと尼寺 精進日記 3 ひとり生きる豊穣』より、冬のお寺の暮らし「行事をたのしむ~節分」と冬のレシピをご紹介します。※本記事用に一部を編集しています
行事をたのしむ~節分
2月3日の節分、恒例の豆まきは今年も健在です。手作りの柊ひいらぎ、イワシも飾って。
ご住職にとって「邪気を払う」儀式は、だれかといっしょだからする、というものではないのです。毎年この時期には春の兆しを感じる、今年はすこしフキノトウがはやいみたい……。
季節を確認する意味合いもあるとご住職はいいます。
恵方巻きの具材は、送られてきた手作りのかんぴょう、自慢の干し大根に奈良漬け……個性的な7種がぎっしり。
白菜としいたけのほっとけ煮
鍋に入れて火にかけるだけ、の簡単さ。
じんわり染みたやさしい味。
材料( 4人分)
白菜……1/2個
しいたけ……4〜5枚
酒……50ml
だししょうゆ……100ml
みりん……20ml
油揚げ……4枚
1 白菜はザクザクと大きめに切る。
2 しいたけは細切りにする。
油揚げは拍子木のように切る。
3 鍋に1、2、調味料を加えて蓋をし、中火にかける。
白菜の芯がやわらかくなったらできあがり。
NHK「やまと尼寺 精進日記」制作班