6月9日(日)東関東のコカリナ愛好サークルが我孫子に集結! 第19回「筑波山麓コカリナピクニック」【我孫子市】
その音色に「癒やされる」と、愛好者が増えている木の笛コカリナ。
東関東のコカリナ愛好サークルが、交流の場として入場無料の発表会を我孫子で開催します。
その名も「コカリナピクニック」!
ハンガリーの露店にあった土産品を改良
コカリナ演奏の第一人者として知られる黒坂黒太郎さん(NPO法人日本コカリナ協会会長)によると、30年ほど前、東欧ハンガリーの露店で売られていたおもちゃのような木の笛を黒坂さんが持ち帰り、木工家と共にさまざまな改良を加えて誕生したのがコカリナです。
陶器のオカリナに対して、木で作られていることから、木を「コ」と読んでコカリナと、黒坂さんが命名したそうです。
杉・桜・くるみなどさまざまな木で作られ、基本形は前に4つ、後ろに2つの穴を開けただけとシンプルですが、実にさまざまな音程を奏でることができます。
手のひらに隠れるほどの小さな笛から、ワインボトルサイズの大きな笛まであり、コンサートホールだけでなく、森や野原などの自然の中でも演奏されてきました。
全国に広がる愛好者復興支援活動も
その後全国に愛好者が拡大し、各地に数多くのサークルが誕生。
海外でも2010年、ウィーンフィルのニューイヤーコンサートが終わったばかりの会場で、日本の愛好者約100人がコカリナの演奏会を開き、ヨーロッパの人々を感動させたとか。
その癒やしの音色を生かして国内の被災地支援も。
また、全国の愛好者がウクライナ支援にも寄与するなど、その輪を海外へも大きく広げています。
23団体約200人が我孫子に集結!
今回開催される第19回「筑波山麓コカリナピクニック」は、東関東地区のコカリナ愛好者23団体約200人が集い、日頃の練習の成果を披露するもの。
癒やしの音色を一般の人も楽しめるように、無料開放しています。
実行委員長を務める「あびこコカリナアンサンブル」の平山さんも、「『演奏会でコカリナの音に魅了され、サークルに入会した』という人も多く、このイベントも参加団体が年々増加中です。入場無料なので、さまざまなサークルの演奏を気楽に楽しんでほしい」と語っています。(取材・執筆/かと)
日時/6月9日(日)
午後0時30分~午後4時20分(正午開場)
場所/けやきプラザふれあいホール
住所/千葉県我孫子市本町3-1-2 ふれあいプラザ内
アクセス/JR「我孫子駅」南口徒歩1分
料金/入場無料
問い合わせ
電話番号/090-7835-9861 平山