「ウタマロクリーナー」と「ホームリセット」の意外と知らない“大きな違い”とは【知って得する掃除術】
お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の三木ちなです。家中の掃除に使えるマルチクリーナーとして有名な「ウタマロクリーナー」と「ホームリセット」。どちらも使い勝手のいい洗剤ですが、どちらを選ぶのが正解なのでしょうか? ここでは、「ウタマロクリーナーとホームリセットの大きな違い」を比較しながらご紹介します。
スペックの違いを確認してみる
まずは、ウタマロクリーナーとホームリセットそれぞれの成分をチェックしてみましょう。
ウタマロクリーナー
・液性:中性
・成分:界面活性剤(5%)アルキベタイン/水軟化剤/安定化剤
・香り:グリーンハーブ
ホームリセット
・液性:中性
・成分:界面活性剤(0.4%)アルキルアミンオキシド/泡調整剤
・香り:無香料
違いは界面活性剤
比較して分かる通り、ウタマロクリーナーとホームリセットの大きな違いは「界面活性剤の濃度」にあります。
中性洗剤・両性イオン系界面活性剤と成分的なスペックは同じなのですが、ウタマロクリーナーの方が界面活性剤の量が多く入っています。
ウタマロクリーナーは5%なのに対し……。
ホームリセットは0.4%と少なめです。
洗浄力の高さはウタマロクリーナーの圧勝
界面活性剤が多いほど洗浄力が高いため、本格的な掃除に使うのならウタマロクリーナーがおすすめです。
油汚れや尿石など、頑固な汚れでもウタマロクリーナーならわりとあっさり落ちます。
デイリー掃除だけでなく、1週間・月1の掃除でも使えるのはウタマロクリーナーの強みです。
手軽さ&除菌力はホームリセットが勝る
界面活性剤が少ないことは、デメリットばかりではありません。洗浄力はやさしめですが、ホームリセットには拭き残りがほぼありません。
ウタマロクリーナーも二度拭き不要の洗剤ですが、場所によってはぬるっとした感触が残ることもあります。
拭き心地が軽く、さっと掃除を済ませたいときに活躍するのは、断然ホームリセットでしょう。
また、ホームリセットは除菌効果も兼ね備えているので、ひと拭きで掃除と除菌を済ませられる時短力の高さも魅力です。
用途・好みに合う方を選んでみて
ウタマロクリーナーとホームリセットはどちらも同じ用途で使えますが、洗浄力を含め違いはいくつかあります。
ウタマロクリーナーはハーブの香りがしますが、ホームリセットは無臭。ライフスタイルに合う掃除の頻度や香りの好みなど、使い心地のいい洗剤は人それぞれです。
自分に合う方を選び、日々の掃除に活用してください。
三木ちな/クリンネスト1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニアの節約ママライター