犬に与えても大丈夫な『春の野菜』３選　愛犬と一緒に食べられる食材とは？

4/30(火) 20:20配信

️1.春キャベツ

キャベツはビタミンCやビタミンUが豊富な淡色野菜で、もちろんわんこも一緒に食べられる食材です。

特に3〜5月の早春の時期に出回る春キャベツは、葉っぱの巻きが緩くふんわりとしていて柔らかいのが特徴。他の時期のキャベツの場合は葉っぱが硬いので、わんこに与える際には加熱して柔らかくすることが推奨されますが、春キャベツは生のままでOK！

春の季節にしか味わえない生のキャベツの瑞々しい美味しさを愛犬と一緒に楽しみましょう。

ジャガイモはビタミンB１を豊富に含む優秀なカロリー源。通常のジャガイモは収穫後に貯蔵期間を経てから出荷されるのに対し、春先に出回る新ジャガイモは完熟する前に収穫されすぐに出荷されます。

いわゆる「採れたて」のため水分が多くて柔らかく、ビタミンCも豊富です。皮ごとわんこに与えることができるのも新ジャガイモならではの嬉しいポイント。ただし、もちろん茹でてから与えてくださいね。

そら豆はタンパク質やミネラルが豊富で、わんこの健康維持と体力増強にばっちりな野菜。ホクホクした食感はわんこも大好きです。

与えるときはもちろん茹でてからですが、人間用に塩茹でしたものをおすそ分けするのはNG。人間には物足りなく感じるかもしれませんが、わんこ用は必ず塩なしで茹で、薄皮を剥がす一手間も忘れないであげてくださいね。

新玉ねぎは春野菜の代表格ですが、言わずもがな、わんこに与えるのは絶対にNGです。ネギ類はわんこの血液中の赤血球を破壊して溶血性貧血を引き起こし、最悪は命に関わる恐ろしい食材です。

アスパラガスは少量であればわんこもOKですが、繊維が硬く消化が悪いので、柔らかい部分のみを茹でて薄切りにして与えてあげるようにしましょう。

春を告げる山菜・ふきのとうは特段わんこNGな食材ではありませんが、えぐみが強いためあまりわんこは好まないかもしれません。また、ピロリジジンやアルカロイド類という天然毒素を含んでいるため、アク抜きは必須です。

タケノコも春には食べておきたい食材の1つですよね。タケノコも少量であればわんこに与えても大丈夫ですが、食物繊維が多いため食べ過ぎると嘔吐・下痢の原因になります。

また、豊富に含まれるシュウ酸が尿路結石の原因になるため、腎臓や泌尿器に不安のあるわんこは控えるべきでしょう。またふきのとうと同様、アク抜きは必須ですよ。

いかがでしたでしょうか？現代では栽培技術の発達でどんな野菜も一年中スーパーに並んでいますが、やはり旬の時期に楽しむ味わいは格別です。特に春野菜は栄養豊富で食感も良く、まさにこの時期しか味わえないプレミア感が満載。

摂取量や調理法にはくれぐれも注意が必要ですが、それさえクリアすればわんこと楽しめる野菜がたくさんあります。お花見や行楽などの春のイベントに合わせ、愛犬と一緒に春の味覚を楽しんでみましょう。

(獣医師監修：平松育子)

記事へのご意見最終更新: 4/30(火) 20:20