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スウェーデン出身パン職人によるペイストリーがずらり、国分寺に北欧カフェが登場

タイムアウト東京

スウェーデン出身パン職人によるペイストリーがずらり、国分寺に北欧カフェが登場

スウェーデン出身のパン職人が焼く本場のペイストリーが楽しめる、ベーカリー&カフェ、「バッケン(BACKEN)」が5月2日より国分寺にオープンした。スウェーデンのお茶タイム、フィーカを堪能しよう。

Photo by Aya Ueno

フィーカとは、「3時のおやつ」のようにコーヒーと焼き菓子を楽しみながら、人々が会話を楽しみ、自然と仲良くなるというスウェーデン独自の文化。同店オーナーの小原愛は、在学中に行ったスウェーデン留学でその文化に魅了され、在学中にカフェ事業をスタートさせた。現在、「フィーカファブリケン(FIKAFABRIKEN)」、「トルペット(torpet )」、そして「バッケン」と3店舗を営む彼女が、一貫して大切にしている軸でもある。

Photo by Aya Ueno

広々とした店内は、デンマーク家具を基調とし、落ち着きがあり老若男女入りやすい印象。立体感のある音楽を奏でるイギリスブランド、タンノイのスピーカーもこだわりの一つだ。木製のキャビネットが店内の家具との相性も抜群である。

Photo: Aya Ueno

同店では、フィーカには欠かせない「シナモンロール」(350円、以下全て税込み)、「カルダモンロール」(350円)をはじめ、7〜10種ほどの焼き菓子を提供する。

Photo by Aya Uenoシナモンロールとラテ

厨房(ちゅうぼう)を担うのは、スウェーデン人のパン焼き職人、アダム・フェルト。1番人気のシナモンロールは、食べ応えのあるしっとりとした生地に、種から仕入れ、仕込み直前に粉砕したというカルダモンが練り込まれている。

シナモンと合わさり、甘みのあるエキゾチックな香りがしっかりと感じられる。

Photo by Aya Uenoポピー

また、スウェーデンのおかずパン「ポピー」(280円)もぜひ味わってほしい一品だ。国産塩バターをたっぷりと練り込んだいわゆる塩パンで、トップに盛られたポピーシードがアクセント。表面は香ばしく、中はしっとり、ほんのりバターの塩気がある、素朴なおいしさが口いっぱいに広がる。

コーヒーは、スウェーデンのローカルなロースタリーである「スタンドアウトコーヒー(Standout Coffee)」の焙煎豆を使用。北欧で主流であるという浅いりをメインに、毎月おすすめの3〜5種の豆を提供する。おすすめはラテ(650円)。すっきりとしながら、ジューシーで明るい印象のあるエスプレッソの味わいが軽快で、朝昼夕、時間を問わず楽しめる味わいだ。

Photo: Aya Uenoモーニングのプリン

また、9〜11時にはモーニングも用意。フレンチトーストやプリンを提供する。プリンは柔らか過ぎず、固過ぎず、純喫茶を思わせるような正統派。ほんのりと甘い生クリームの上に、伝統菓子のコーラスニッタルを砕いてトッピングされ、食感も楽しい。

Photo by Aya Ueno小原愛とパン焼き職人のアダム・フェルト

オープンして間もないが、早くも街のカフェとして浸透しており、1人客から団体客まで、幅広い客層に親しまれている印象だ。落ち着いた店内で、スウェーデン本場の焼き立てベーカリーやコーヒーを堪能してみては。

Aya Ueno

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