ラ・ムー名物『100円たこ焼き』とカルビーがコラボしたポテチ(93円)が秀作すぎて もはやラ・ムー関係ない件
以前の記事で「ラ・ムーのたこ焼きがペヤングとコラボした」という衝撃ニュースをお伝えした。私はラ・ムーのある地域で育ち、ラ・ムーのない地域に暮らしている者。ゆえにそういった話を聞くと「それ……本当にウチのラ・ムーですか!?」という親心じみた感情を抱かずにいられない。
さて先日、実家に帰省しラ・ムーをのぞいた私は、久々に「これ……本当にウチのラ・ムーですか!?」という親心じみた感情を抱くハメになった。なんと「ラ・ムーのたこ焼きがカルビーのポテトチップスとコラボしている」ようなのだ。
それ、本当にカルビーか!? カルベーとかじゃなくて!?
【写真】PAKU-PAKUのたこ焼きはラ・ムー店内でも買える
・君はPAKU-PAKUを知っているか
こちらが問題の『ポテトチップス PAKU-PAKU たこ焼き味』(93円)。
数年前にも登場したことがあるようで、今回は期間限定復刻という扱いらしい。
う〜む。たしかにカルビーと書いてある。調べたところ販売店舗は全国のラ・ムーおよび姉妹店のディオのみ。天下のカルビー様がこのような局地的コラボを実施してくださるとは、ひょっとしてラ・ムーって、私が思っているよりスゴイのかな?
なお『PAKU-PAKU(パクパク)』とは、ラ・ムーおよびディオに併設されているフードコーナー。身近にラ・ムーない民もさすがにお気づきのとおり、ここPAKU-PAKUの名物が「100円(税込)のたこ焼き」なのである。
・ほぼタダのたこ焼き
ってことでさっそく、PAKU-PAKUのたこ焼きとPAKU-PAKUたこ焼きコラボポテチを購入した。シンプルに両者を食べ比べてみたいと思う。
こちらがPAKU-PAKUのたこ焼き。市販のたこ焼きとしてはMAXレベルの大玉が6個入りで、何度も言うけど税込100円。この物価高の世の中においては企業努力を超越した慈善事業というほかない。
タコもしっかり入っている。生地はフワフワとして大味。 “お祭り屋台のたこ焼き” を想像していただければかなり近い。「日本一うまいたこ焼き」とかではもちろんないが、コスパを考えると日本一かもしれないと思う。
思い出補正がかかっている可能性は否定できないが。
ペヤングコラボの際は、言うて「たこ焼き」「焼きそば」という似た食べ物同士であったため、様々な観点から比較することができた。しかしポテチとなると……PAKU-PAKUか否かの争点は “ソースの味” 一点に絞られることになりそうだ。
・再現かどうかは置いといて
それじゃまず、ソースの味を正確に把握することにしよう。そもそもPAKU-PAKUのたこ焼きは、あまりソースに特徴があるほうではない……気がする。少なくとも「PAKU-PAKUのたこ焼きってソースが最高なんだよな〜」と思ったことはない。
実際に食べてみると……やっぱりよく分からなかった。普通のソースだ。
が、それでは記事として成立しないので、真剣にソースと対峙してみた。うん……少しだけ辛みがあるかもしれない。そして甘すぎない。分かりやすくいうと『オタフクお好みソース』ほどは甘くない……そんな感じでしょうか。
そこへ間髪入れずポテチ。袋を開けた瞬間『うまい棒 たこ焼味』の匂いがした。何を隠そう、私は全うまい棒の中で『たこ焼味』が一番好きという体質の持ち主だ。これは期待していいのでは……?
やはり! うんまーーーー!!!!!!
まず『うまい棒 たこ焼味』をイメージしていただき、あの強烈なソース味を4分の1くらいに薄める。そこに酸味と甘みを少々加え、『ポテトチップス コンソメ味』の面影をチラつかせたものが『ポテトチップス PAKU-PAKU たこ焼き味』だ。我ながら全身全霊の味説明!
正直なところPAKU-PAKUのたこ焼きと似ているかどうかは全く分からなかったのだが、このポテチがポテチ史上稀に見るヒット作であることは確かな気がした。PAKU-PAKUのたこ焼きに愛着があろうがなかろうが、わざわざラ・ムーを訪れる価値があると思う。
全国展開とはいかないまでも、せめて期間限定が解除されることを願ってやまない……カルビーさんラ・ムーさん、ひとつ!
執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.