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オーガニックが体にいいとは限らない? 食べ物に潜む重金属とは【眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話】

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オーガニックが体にいいとは限らない? 食べ物に潜む重金属とは【眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話】

オーガニックを好む人ほど体内に毒が増えていく

自然界の重金属に慣れておくことが大切

健康志向からオーガニック野菜を好み、わざわざお取り寄せする人もいると聞きます。確かに農薬や化学肥料に頼らず、太陽や大地の恵みで育った野菜は、野性味や滋味豊かでおいしいでしょう。

ただし、ひとつ覚えておいていただきたいのは、「通常の野菜よりもオーガニックは、人体にとって有害となる重金属を多く含んでいる」ということ。

例えば、鉄や銅といった人体に必須な金属も含まれていますが、水銀やヒ素といった植物にとっては大切でも人体には有害な重金属も含まれています。オーガニックの場合は自然に近い分、その含有量が多いということです。

ですから、ハウス栽培や洗浄済みのカット野菜を食べてきた人が、初めてオーガニックを口にするとおなかを壊すかもしれません。なかには栄養を十分に吸収しきれず、アレルギーを起こす人もいるようです。

普段から私たちは野菜や肉、魚介などを通して、自然界に存在する重金属を摂取しています。これは避けられないことなのです。

しかし、健康でデトックスの働きがしっかり機能していれば、肝臓や腎臓が栄養と毒を識別し、毒となる重金属だけを尿や便として排出してくれます

ちなみに、重金属とは私たちが普段ミネラルと呼んでいるもの。必須ミネラルのマグネシウムや銅、有害ミネラルのカドミウム、アルミニウムなどです。

オーガニックとそうでないものの違い

オーガニックは…除草や害虫駆除に手間がかかる大量生産が難しい比較的高価メリット

自然界から吸い上げた鉄やミネラルが豊富で栄養価が高く旨味も凝縮されている。

デメリット

その分、有害ミネラルである重金属も多く体内に入ってしまう傾向に。

一般的に多く出回っているもの農薬、化学肥料、土壌消毒などで除草や害虫駆除をするため、手間がかからない大量生産が可安価メリット

虫もつかず、手間なく大量生産できるため、季節の野菜も、通年手に入るものも増えている。

デメリット

虫、重金属などは駆除されているかもしれないが、栄養価や味が落ちてしまうことも。

土壌や海など自然界に存在する重金属

水銀大型魚類、深海魚に多い

マグロ、カジキ、キンメダイなどの魚やクジラは、食物連鎖(プランクトン→小型魚→大型魚)により、比較的高濃度の水銀を含有しています。

鉛米やイモ類に多い

排気ガス、古い塗料、鉛給水管の溶出などが原因。米に多いと言われる理由は、微量ながら他の食品よりも食べる量が多いため。

ヒ素玄米や海藻類に多い

玄米、海藻類、魚介類などに含まれます。ひじきや玄米は特に多いため、水洗い、精米などでヒ素を落とすのがおすすめです。

カドミウム米、甲殻類、カカオに多い

米(水田から吸収)、海底付近に生息する貝類、甲殻類の内臓に含まれる場合が。カカオが栽培されている熱帯地方の土壌に由来するカドミウムが、カカオ豆の中心部(胚乳)に沈着していることも。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 デトックスの話 』著:加藤 雅俊

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