関西初上陸!西宮にオープンしたミシュラン掲載ラーメン店『らぁ麺すぎ本』で感動の一杯 西宮市
阪急西宮ガーデンズに7月1日オープン!「ミシュランガイド東京」にビブグルマンとして4年連続で掲載されている『らぁ麺すぎ本』(西宮市)に行ってきました。
お店は1階フードコート内の一番奥にあります。訪問した日はオープン直前の特別試食イベントのため、店舗はまだ準備中の様子で、柵で囲われていました。
東京の名店が関西初上陸!その看板メニューは「醤油らぁ麺」だそうで、そちらに味玉がついたものをチョイス。一緒に「名古屋コーチン卵かけご飯」もオーダーしました。
着丼がこちら。のりにメンマ、チャーシューとシンプルな王道の具材の上にのせられたネギの青さが際立つのは、やはり関東風。”ザ・醤油ラーメン”というビジュアルです。
はやる心を抑えながら、まずはスープの洗礼を。れんげですくうと濃いしょうゆの色味に、うっすらと油が浮いています。一口すすると、見た目よりも複雑な味に驚きます。
このスープはオーナーの杉本康介さんが長年研究を重ねて作り出した渾身の作。鶏、豚、魚、野菜と4種類の材料から抽出され、その究極のバランスのよさが深いコクと味わいをもたらし、「毎日食べたくなるラーメン」として多くのファンを魅了しているのだとか。
こだわりの自家製麺には4種類の小麦粉と全粒粉をブレンドしているそう。表面はつるりんとしていますが、噛むと跳ね返してくるような弾力があり、5種類の醤油を使った味わい深いスープと一体化することで、麺のしなやかさを強く感じます。
そして、特筆すべきはこの味玉。名古屋コーチンの美味しさはもちろん、その半熟具合が絶妙。単品で食べても、スープにドブンして味わっても楽しい。これはもう、ラーメンの主役といっても過言ではないかも。
「名古屋コーチン卵かけご飯」にはかつお節がたっぷりとかけられていて、温かいご飯の上で卵黄をくずしながらまぶしつついただくと渾然一体となって美味。そして、お重の隅には、つぶした玉子も添えられ、卵好きの筆者にとっては歓喜♪
ミシュラン店がフードコートに?と今回の出店に少々違和感を覚えていた筆者。ちょうど東京から来店していた杉本康介オーナーにぶつけると、「昨今は一部で高級化していますが、そもそもラーメンは気軽に身近に楽しめるB級グルメ。出店場所に特にこだわりはなく、逆にフードコートはうってつけの場所だと思います」とのこと。
実は「名古屋コーチン卵かけご飯」にのっていたつぶし玉子は、変形して提供できない味玉を利用しているそう。「見た目が悪くても味は同じ。せっかくなので美味しく食べてほしい」と話すオーナー。その飾らない素顔と優しさ、飽くなき探求心が、感動をもたらす一杯につながっていると思えた1日でした。
オープン日
2025年7月1日(火)
場所
らぁ麺すぎ本 阪急西宮ガーデンズ店
(西宮市高松町14-2 阪急西宮ガーデンズ 東モール1F ガーデンズキッチン内)
営業時間
11:00~20:30
TEL
0798-39-9909