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マイナビ、豪州世界遺産を通じ「休む力」を再認識 旅の体験で社員のウェルビーイングを促進

月刊総務オンライン

マイナビ、豪州世界遺産を通じ「休む力」を再認識 旅の体験で社員のウェルビーイングを促進

マイナビ(東京都千代田区)は5月26日、社員のウェルビーイング促進を目的としたイベントを5月22日に東銀座の「マイナビPLACE」で開催したと発表した。
本イベントは、海外旅行をきっかけに社員が有給休暇を取得し、心身ともにリフレッシュすることで、業務パフォーマンスの向上を図る取り組みの一環として実施された。

当日は、オーストラリア世界遺産キャンペーンアンバサダーを務めるタレント・あばれる君が登壇し、自身の体験を基にオーストラリアの世界遺産の魅力を語った。

「休み下手」な日本人に向けた気づきの場

「働き方改革関連法案」の施行から6年が経ち、厚生労働省も有給休暇取得率の向上を推進しているが、日本人は世界的に見ても「休み下手」といわれる。こうした課題意識から、マイナビはオーストラリア政府観光局の協力を得て、今回のイベントを開催したと説明している。

新年度のスタートにあたり、入社・異動・昇進などの環境変化が多いこの時期に、「頑張る」だけでなく「休むこと」も業務パフォーマンスに良い影響を与えることを再認識してほしいとの狙いがある。

22日に開催されたイベントではまず、オーストラリア政府観光局の日本・韓国地区局長が、「世界遺産訪問とオフィスワーカーの心身のリフレッシュにつながることを期待している」とコメント。次いで、世界遺産検定事務局の主任研究員がオーストラリアの世界遺産について解説した。

イベントの最後にあばれる君が登壇し、オーストラリアの世界遺産を巡った体験談などを社員に紹介。社員との相互質問コーナーも設けられ、あばれる君から社員に「非日常体験などを通してリフレッシュし、仕事への活力につなげてほしい」というメッセージがあったという。

「マイナビってこんなに有給あったんだ」と社員の声

イベントに参加した社員からは、次のようなコメントが寄せられた。

 ・「マイナビってこんなに有給あったんだ」と驚きました。今後はしっかりリフレッシュに使って、心身ともに健康に働きたいなと強く思いました

 ・主催の意図が伝わり社員のことを思ってくださっているとうれしく、会社に仕事で貢献したいと感じました

 ・異文化に触れ非日常に飛び出して、心身のリラックスだけではなく、自分の業務効率化UPをはかりたい。そう思えたセミナーだったので、とても意義のある時間でした

有給取得で仕事へのモチベーション向上を狙う

マイナビ人事企画本部・人事厚生統括部 ウェルビーイング推進部部長・大関彬允氏

イベントを企画・運営した、同社人事企画本部のウェルビーイング推進部部長は、次のように振り返る。

「当社の有給休暇は法定付与日数よりも多く付与されていますが、年間休日が多いこと(2023年10月1日から2024年9月30日の実績で年間休日は129日)や、休暇の有効的な過ごし方がわからないなどの理由から、有給休暇への意識が高くない方が多いのが現状です。」

その上で、「今回のイベントをきっかけに、有給休暇を取得して旅行をするなど、心身ともにリフレッシュすることで仕事へのモチベーションおよびパフォーマンスの向上にもつながることを期待しています」と、社員の有給休暇取得の意識付けやウェルビーイング向上について語っている。

同社では、ウェルビーイング促進を目的に、2025年4月にウェルビーイング推進部が発足。今後は既存の福利厚生制度の認知度向上のための広報活動・イベントなど、すこやかで充実した人生を送ることにつながる施策を実施していく方針だとしている。

当メディアでは、1年のうち「平日連続で10日間」有給休暇を取ることができる制度を導入したシャボン玉石けんの事例を紹介。仕事とプライベートを両立しやすい環境づくりについて伝えている。

マイナビの発表の詳細は公式リリースより確認できる。

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