相模湾のシロギス釣りで最大23cm筆頭に船中トップ81尾【神奈川】浅場攻略でツ抜け続出!
今シーズン好調の相模湾のシロギスを狙って6月12日(木)の大潮の日に、茅ヶ崎のまごうの丸から出船。水深4~5mで、期待どおりの釣果が上がり、東京湾とは違った趣に感動した。
まごうの丸でシロギス釣り
船宿到着後、店前に荷物を置いて車を駐車場へ。受け付けを済ませ、第十八まごうの丸に乗り込む。釣り座は左舷ミヨシ2番に入る。
キス船の三橋勇樹代表とあいさつを交わしてタックルの準備。出港前、船長から注意事項がアナウンスされ、左舷5人、右舷6人で6時15分に出港。
航程10分ほどで真沖のポイントに到着。流し位置が決まると、「少し投げて広く探ってみて。はい、どうぞー」と仕掛け投入OKの合図。
シロギス釣りスタート
釣り場の天候は曇りのち晴れ、風は北のち南1~3mの微風で海面はナギ。潮色は澄んだ緑色で、11時半に干潮を迎える下げ潮でスタート。
船中、最初のアタリは右舷ミヨシと2番の2人。ほぼ同時に竿を曲げる。どちらも天ビン仕掛けで16cmほどのキスを抜き上げる。
これを皮切りに、船中あちこちでポツポツと同サイズが上がる。ただ、前日の雨で水温が下がったせいか食いは浅く、アタってから掛けるまで苦労している感じ。それでも潮先になっている右舷側では、ミヨシの村上さんが2投目に18cm。
胴突き仕掛けで4連続キャッチ
前寄り3番、4番に並んで入った越牟田修二さん、節子さん夫妻は、揃って胴突き仕掛けをチョイス。ふた流し目に修二さんが18cmを連チャンさせると、節子さんは4連続キャッチ。
大ドモの宮川さんは、愛用の遊動天ビンで同サイズ。トモ寄り2番の新村さんは、天ビンの先に蛍光イエローのクッションゴムを繋いだ仕掛けが特徴的だった。
伊藤さんはひと流しでツ抜け
ひと流し目は約45分で終了。船は東へ小移動して、7時半から同じ水深でふた流し目に移った。
私の上手隣、左舷ミヨシに入っていた伊藤さんは、闘病生活から見事に復帰しての釣行。「今は釣り道具と釣行にぜいたくするのが最高の楽しみです。今日は型が小さいのが多く、アタリは出るけど掛かりがよくないですよ」と言いながらも、ひと流しでツ抜け。2流し目には18cmと15cmの一荷を披露。
筆者もツ抜けの仲間入り
8時半の3流し目から私も竿を出す。2本竿の片方に胴突き仕掛け、もう一方に天ビン仕掛けの二投流で狙う。
仕掛けが徐々に船下へ入るので、遠投はせずに船下中心に探っていく。アタリこそ少なかったが、いい群れに当たると、バンバンバンと元気のいいアタリが到来。どちらの仕掛けもそん色なく、浅い水深からの引きはグン、ググ、グーンと強烈で、とても面白かった。この流しと次の流しで私もツ抜けの仲間入り。
10時半からの5流し目には、南風が入って船の向きが変わり、左舷が払い出し側になる場面がしばらく続く。
船下に落とした仕掛けが潮先に流れるとアタリが増え、胴突き仕掛けの下バリに19cmの良型、天ビン仕掛けの枝バリに18cmが連続ヒット。
児玉さんに船中最大23cm
上げ潮に変わる11時半の潮止まりには、船中メゴチやヒイラギなどのゲストが多くなった場面もあったが、12時半から最後の流しは辻堂沖まで広範囲を探り、私の下手隣、胴の間に座る児玉さんは仕掛けを遠投して良型を連発。船中最大の23cmを釣り上げる。
左舷トモ寄り2番の高木さんと大ドモの内田さんは、釣った魚をエサに泳がせ竿を出す。内田さんは長めの竿で遠投しながらキスの一荷を連発。
高木さんも同様に誘い、良型を連続キャッチ。終盤には、50cm級マゴチをゲット。
シロギス23cm頭に竿頭81尾
13時半に沖上がり。船中釣果は、15~23cm25~81尾。左舷ミヨシの伊藤さんが竿頭だった。
相模湾のキスは、一昨年、昨年と竿頭でも50尾を超えるのに苦労していたが、今年は束釣りが週に数回のペースであるので当たり年と言える。
<週刊つりニュース関東版APC・木津光永/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース関東版』2025年6月27日号に掲載された記事を再編集したものになります。