ワンオペ2人育児は「自家製ミールキット」時短&「やらなくてもいい」で乗り切る。朝の1人時間も大切に
子育てしながら働くワーママ&ワーパパって毎日どうやって乗り越えているの……?
夫婦それぞれ、どんなタイムスケジュール&ルーティンで、どんな工夫をしているのかを教えてもらう本シリーズ。
第11回は、朝早起きして1人時間を確保したり、“自家製ミールキット”で夕食作りを時短したりといった工夫を取り入れているしずさんに登場いただきました。夜のワンオペは「やらなくてもいい」という気持ちも大切にしているそうです。
しずさんプロフィール
・関東在住(37歳)。非鉄金属製造業界で営業事務として8:30〜16:00の時短勤務。週5日出社がマストだが、車通勤かつ自宅から職場が近いため通勤時間は短め
・夫(36)は語学学校などの管理会社で経理を担当しており、10:00〜19:00のフルタイム勤務。基本的に週3日は出社で、繁忙期は毎日出社することも。自宅から職場が遠く、電車通勤が片道1時間30分ほどかかる
・小3の長女(8歳)と保育園年中の次女(4歳)の4人暮らし
しずさん家族の1日のスケジュール
わが家は私(妻)がパートタイム勤務で、家事育児を多めに担当しています。
夫婦の配分は半々ではないですが、夫は帰宅が遅い分朝早めに起きて家事や子どものお世話をするなど、できる範囲でお互いが納得できる形を目指しています。
私自身も自分の一人時間を確保するために「朝時間」を活用したり、夕方の家事を省力化したり。具体的にどんなことをしているか、以下で詳しく説明していきますね。
★1 心身の健康のため朝は「1人で過ごす時間」に
私の信条は「自分のご機嫌が家族の平和を守る!」。
朝は早起きをして「ジョギング」や「ノートタイム」など、1人の時間を確保しています。
《画像:「運動着」っぽい服で寝る。寝ぐせはキャップで隠す!》
まずは家族が起きる前に、Voicyなどの音声配信を聞きながらジョギング。
朝から走るのは正直面倒……なので少しでもハードルを下げるべく、冬はスウェット、夏はTシャツとジョガーパンツという「起きてすぐに走りに行ける格好」で寝て着替えの手間を減らしています。
帰宅後に行うのが「ノートタイム」。
家事、育児、仕事をこなしていると、日々があっという間に過ぎ去っていくので、考えていることやToDo、献立などを思うままにノートに書いています。週や月の初めには「今週、今月はこんな気持ちで終わりたい」といったプチ目標を書き、週末・月末に振り返ったりもしています。
《画像:スケジュール管理用の手帳と、何でも書くノートを併用。終わる度に新しいノートやペンを選ぶのも楽しみの一つ♪》
何てないことを書いているのですが、書く/振り返るを繰り返すことで自分の考え方や受け止め方の変化に気づいたり、平和に過ぎる日々への感謝がわいたり。
何も書けない日も、「そういう日だった」という記録になるので、開くだけの日があってもいい、ということにしています。
ちなみに、私が朝早く起きると子どもも早く起きがちなのですが、起床が早いぶん出発時間まで余裕が生まれ、子供を急かす回数が減りました。やり忘れていた宿題があっても「一緒にやろう」と言えています。
また夜なかなか家にいられない夫も、朝早く起きて洗濯物・食器の片付け、ゴミ出し(集めるところからゴミ袋をセットするところまで)といった私の苦手な家事をしてくれるほか、子供たちと一緒に遊んだりもしてくれています。
★2 自家製ミールキットやカット野菜で時短夕食作り
夕方は時間との戦い。いかに早く夕食~入浴を済ませるか、特に夕食の準備が重要です。
わが家では自家製ミールキット&カット野菜を活用。週末にまとめて購入した食材をカットして冷凍保存し、みそ汁に入れたり、ポリ袋に入れて味付けしたものを炒めたり、帰宅後の食事作りの手間を減らしています。
《画像:自家製ミールキット&カット野菜の例。「袋から出して調理するだけ」なのが面倒くさがりの私にぴったり》
市販のミールキットを試したこともありますが、どうしても高くついてしまいますし、何より食材一つ一つが梱包されているのが面倒くさがりの私には時短にならず……。ゴミが多くなり、すぐにゴミ箱があふれるのもストレスでした。
自作のキットであれば、子どもたちの好みに合わせたメニューにできますし、下処理日以外はゴミもでづらく、私には合っていました。
★3 夜は“余裕”を第一に。寝る30分前はメディアもオフ
私は「大体のことは毎日やらなくていい」と考えています。
次女がお風呂をよく嫌がるのですが、真夏でなければ1日くらいお風呂に入らなくても何とかなります。掃除や片付けも毎日しなくたってヨシ。
夜、帰宅後〜就寝は基本ワンオペで、どうしたってバタバタします。その上、子どもたちは予定通りに動いてくれることはありません。細かくスケジュールを決めたり、詰め込んだりすると「急かす」気持ちが生まれてしまうため、何事も「やらなくてもいい」と考えるようにしています。
ただ、寝る時間と寝る前の“メディアオフタイム”は大切にしています。
就寝時間30分にスマホのタイマーをならし、私がアナウンスをしたらゲームやスマホを充電ゾーンに置いてお絵描きや工作、読書などを楽しむ……という時間を設けています。
寝る前にスマホやタブレットを見ていると眠れなくなるから……と始めた取り組みでしたが、大人も一緒に“メディアオフ”するため、自然と一緒に遊んだり、会話が増えたり、今では大切な交流の時間となっています。
最近は工作に熱中し過ぎて寝る時間が遅くなるという事態も多発していますが……!
1人の時間も、子どもと過ごす時間も両方大切に
子どもが生まれてから「自分の時間がなくなっていく」と感じることもありましたが、今では子どもたちとの触れ合いも大切な“自分の時間”なんだと感じることができています。
とはいえもちろん1人で過ごす時間も必要なので、会社の昼休みに読書やドラマを楽しんだり、週末に夫に子どもを連れ出してもらって1人になったり、息抜きも大切。
今後も「わが家流」の仕組み作りを試していきたいです。
編集:はてな編集部