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富山湾アカムツ釣りで本命連発と好調【ORCA】エサでもジギングでもヒット

TSURINEWS

本命アカムツキャッチ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

今回は6人で、富山のORCAに乗船。釣果は少なかった物の、ダブルやトリプルの同時ヒットなども、時間帯にはあり、全員安打はかないませんでしたが、ジギングでやっていた友人も、無事に本命を釣り上げ喜びもひとしおです。その時の模様をレポートしたいと思います。

当日の様子

富山のホタルイカの身投げも終わり、待ちに待った……アカムツシーズンの到来ですが、遊漁船やプレジャーボートでは、日により釣果の差が激しいとの事です。去年は五月後半に爆釣で、サイズも中型が主体でしたが、今期はまばらで、時にはキロオーバーも出ています。去年とは違う様子の富山ですが、連日、気になる釣果ですが、今年のアカムツは、どのように楽しませてくれるのか?hardかeasyか……。

ORCAから出船(提供:TSURINEWSライター荒木清)

AM5:30集合の6時出船、到着時は曇りで、小雨が降ったりやんだりの状態です。風はなく、潮は若潮。満潮10:26かで、干潮17:26です。周りはもう明るく、到着時には、何隻かの船やプレジャーボートが釣りをしています。この日は後半に、西風が吹く予報で、船長曰く、予報以上の風が吹き断念。早上がりとなったのです。

タックル&餌

ロッド・エンゲツBBにリールはシーボーグ150jにPEライン1号300mです。仕掛けは胴付きの1本仕掛けと2本仕掛けを用意します。針はアカムツ16号でハリスは、フロロカーボンライン4号×60cm、幹糸はフロロカーボンラインの6号×50cmを使用しています。トッピングにマシュマロボールは恒例のピンクとパールに蛍光玉L、捨て糸は6号×80cmです。餌はホタルイカで1本丸々とワタ抜きを状況により使います。

アカムツ仕掛け(提供:TSURINEWSライター荒木清)

ジギングはロッド・シーフロアコントロールジャレク2.5フォース、リール・オシアジガー1501hgにPEライン1号、ジグはメサイヤショート180gオレンジゼブラです。

ジギングタックル(提供:TSURINEWSライター荒木清)

前半・渋い状態が続く

この日は常連さんを含み9名での出船です。開始からアタリがなく、メンバーも苦戦。

出船後の様子(提供:TSURINEWSライター荒木清)

アカムツ釣りが好きなY君やZさん、今回ジギングで挑戦のTさん、今回アカムツ釣りで初の数釣を達成した、富山パンダ水産の、はやCさんや自分を含め6人ですが、苦戦を強いられます。ここで色々な事を試している模様ですが……、むなしく時が過ぎていきます。

イカらしきアタリが連発

船長も微妙に船を動かしたり、ポイントをずらしたりと、一生懸命やってくださいます。そんな時です、移動し終わり、仕掛けを投入。水底に着き、糸のスラッグ(たるんでいる糸)を取り、ゆっくり竿を上げステイ→落とし込み水底でステイしていると……、竿先が「ウィンウィン」とイカの引きの様なアタリが出ます。

合わせを入れますが乗らず……、隣のはやCさんにもイカっぽいアタリが来ます。2回落とし直しますが、イカのアタリ(笑)。そんな時にジギングのTさんに、スルメイカがヒットしたのです。

待望の1尾が浮上

船も右往左往している中に、海色が変えあったのが分かり、隣のはやCさんに「潮色よくなりましたよね!?釣れるかも?」と聞くと、そういえば……違いますね、との事です。そんな話を終えたときでした、「キタッ!」と叫ぶはやCさん。竿を見るとアカムツ独特の引きです。やり取りを楽しんでいる模様で羨ましいです。

船長が「ゆっくり巻いてください」とアドバイス。あまり慌てて早く巻くと、水圧や、アカムツの引きなどで、針から外れる可能性がだいぶ増します。掛かった際は、慌てずにゆっくり巻いてくると良いです。ゆっくりと言うのは、人にもよりますが、デッドスローではなく、1秒間に1回転くらいのペースで、自分は巻いています。

待望の一尾が浮上(提供:TSURINEWSライター荒木清)

上がってきたのは、紅白で綺麗なアカムツです。はやCさんが「寿司食べられる~」と大喜びです(笑)。

船中アカムツラッシュ

船を再度流し換えます。変えてすぐの事、常連さんのHITを機に、船のあちらこちらでヒットが続きます。

アカムツヒット(提供:TSURINEWSライター荒木清)

自分を含め、はやCさん、Zさん、ジギングのTさんもHITし、アカムツが乱舞!人間の活性もMAXで嬉しい声が鳴り響きます。ジグの誘いはしゃっくってステイのテンションフォールでHIT。

多彩にキャッチ(提供:TSURINEWSライター荒木清)

良型アカムツも浮上

今回の釣りで、初めての良型がヒットです。この日は小型が主体でしたが、ロングステイの軽めの弛ませで来てくれたのです。釣り方は、水底に仕掛けを落とし、一度棚とりをし、水底にステイします。そのあと、反応が無い為、仕掛けを少したるませるイメージで、竿をゆっくり10cm~20cmほど下げ、糸を弛ませます。

良型確保(提供:TSURINEWSライター荒木清)

その時に、竿先がお辞儀するように、2,3回アタリが出たので鋭く合わせます。アタリは「ガツガツ」ではなく、「ブル・ブル・ブル」と言う感じです。上がってきたアカムツは、500gオーバーの良型です。

三人同時ヒット

この日は渋く、アカムツの拾い釣りって感じです。自分的には、アカムツの群れがまだ固まってない印象を受けます。ですが、多少の群れがいるポイントに入ると釣れる、そんなイメージです。

そんな中に、アカムツの群れに入った模様で、自分を含めZさん、はやCさんの同時HITでこの時も自分には良型のアカムツがHIT。誘いは、先ほどと同じで、多少の弛ませとロングステイです。

状況で竿を使い分ける

アカムツ釣りによくある事なのですが、当たった際の早合わせです。ロッドにより早合わせできる物と出来ないものがあります。それは竿の硬さだと、自分は思います。硬い竿で、早合わせはあまり良くなく、弾いてしまう可能性も。硬い竿しかない、分からないから、硬い竿で来てしまった……、など初めてや慣れていない方などは、少し送り込んでから合わせるか、少し弛ませ、がっちりアカムツの口にかけてやると良いです。

竿の選択は予約の際に、船長に聞くのが一番早いと思います。この日はメンバーでヒットするも、針掛しない方や、途中で逃げてしまう方もいたので、もったいないと思います。慣れれば、その時の状況で早合わせするか、少し時間を置いて合わせるなど、分かってくると思います。

海鳥が祝福(提供:TSURINEWSライター荒木清)

ちなみに竿は自分が使ってしっくりくる竿が1番です(笑)。自分はエンゲツBBで、ディープでも使えるタイラバロッドで、値段もリーズナブルです。穂先は柔らかく、バットがしっかりしているタイプです。

あと1本はアカムツで初投入の紅牙X69MHBです。自分的には6/4タイプの竿で、渋い時にいいのかなと思った竿です。アカムツの引きも吸収でき、尚且つ、やり取りでは不安がない、ベリーとバット。この竿はアカムツのアタリ方によりますが、穂先が柔らかいので、即掛けは不向きかも!?しれません。これはあくまでも自分の意見です。

前回使った竿がこの竿で、なんとツ抜け達成。アタリが小さく、分かりづらいとの事だったので、この柔らかい竿を使った次第です。前回ボートアカムツで硬い竿でバラシ、悔しい思いをした、はやCさんにアドバイス。今回タイラバロッドを持参し、「アタリが分かる!こんなに違うの……。」と痛感。見事、自分の数の記録を更新でき、喜んでくださったのです。

釣果に結び付けるポイント

船長や、よく釣りに行く友人や、常連さんの意見やアドバイスです。一番大事だと思います。船長は普段の海の様子や、魚の様子を把握しています。潮色や魚の活性、仕掛けや場所などを聞くことができます。ビギナーの方が、凄く釣る時があります(笑)。そんな時、自分は、仕掛けを聞くことや、見たりしています。

良型アカムツゲット(提供:TSURINEWSライター荒木清)

自分の引き出しが多いほど、釣果に結び付きやすいと、自分は思います。ビギナーの方で、凄い考えをお持ちの方もいまして……(笑)、勉強させられることが、多々あります。ただ、何も考えず、釣りしている事も面白いかもしれませんが、釣れない時は、何か原因があるはずなので「魚さんの機嫌が良ければ(笑)」、釣りには100%はありませんが、自分なりに答え合わせをし、釣る事が出来た時の喜びは、凄く嬉しい物です。

<荒木清/TSURINEWSライター>

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