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藤枝MYFCがキャンプ最後の実戦でJ3金沢に3−2で勝利も…須藤大輔監督「完膚なきまでにたたくことが必要」

アットエス


藤枝MYFCはキャンプ最後の実戦でJ3金沢と対戦(45分2本、30分2本)し3−2で勝ちました。主力組が並んだ1、2本目は開始直後にFW松木駿之介選手が持ち味である動き出しから背後に抜けて先制。ただ、その後も多くのチャンスを生み出しながら決めきれず、PKで失点して1−1と不完全燃焼でした。

須藤大輔監督も「正直物足りないです。やりたい形はできているので、それを(ゴールとして)完成させなければいけません」と厳しい表情。ただ、ハイプレスからのショートカウンターという今季のテーマは随所に発揮できていて、昨季よりも確実にレベルアップしています。

須藤監督・一問一答

ー試合の振り返りを。
物足りないなというのが率直な感想です。早い時間帯に得点して、満足している選手はいないと思いますが2点目を早く取らないといけないし、3点、4点と取れるゲームでした。

最初のところでもっと圧倒できる試合にしなければいけないですし、2~4本目も含めて決めきるところが圧倒的に足りなかったと思います。自分のタイミングや理想の形でシュートを打てるシーンはめったにないので、常に準備してどんな状況でも点を取るということがチームを救う選手だと思います。

セットプレーでもセンターバックが何度も頭に当てているなら決めきらなければいけません。このような展開が続くと点を入れられます。ミスの仕方も問題でした。昨年、あれだけ悔しい思いをしたなら、もっと研ぎ澄ませなければいけないと感じたので満足はできませんでした。

ー失点につながったPKは人数をかけたところをひっくり返されて与えた。
昨年よく見ました。スタイル的にそういう局面があると分かっているからこそ、そこは限りなくゼロに近づけなければいけないのに同じ現象が何度も出ています。判断の遅さやミスがまだ出ているので互いに要求し合おうという話はしました。

ー決定力が課題。
決めきるところを決めきらないと相手に勇気を与えてしまいます。昨年はそれで何度も泣いているので、完膚なきまでにたたくということが必要です。3点取ればほぼ決まるんだけど、2点だと1点取られて逆転された千葉戦のようになってしまいます。自分たちの基準をもっと上げていきたいです。

ーキャンプを振り返って。
やりたいことはできていますが、できる時間帯とできない時間帯がまだあります。できるのであれば、ゴールを奪う、守る、潰しきる、勝つという形で完成させなければいけません。

そのこだわりを徹底することがまだ足りないと思います。大枠はできているし、一定水準はできているけど、そこを超えていかないと昨年と同じになります。そこをあと2週間でやりたいです。

ただ、勝ち癖を付けるというのがテーマでもあったので、(磐田に敗れた後で)3連勝で締められたのは大きいと思います。自分たちで結果をたぐり寄せたのは評価できます。悲壮感ではなく、より高みを目指すためにプロセスを大事にしたい。選手もまだできるよねと思っているはずです。

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