具だくさんテールスープで身体の芯から温まる♪『韓国厨房 明』が三宮にオープン! 神戸市
神戸・三宮の駅前から北へ歩くこと約10分。中山手通の一角に小さな韓国料理店『韓国厨房 明』(神戸市中央区)がオープンしました。
韓国の食材と国産材料にこだわった体に優しい「テールスープ」をメインに、「キンパ」などのテイクアウトもできるお店です。
店内はカウンターが6席ほど、2名掛けのテーブルがひとつ。こぢんまりとした空間ながら、真っ白なカウンターが印象的で、清潔感と上質さを感じさせます。
壁には韓国語で数字が書かれた可愛らしい時計が掛けられていました♪ゆったりとした音楽が流れており、どこかほっとするような居心地の良さです。
同店のランチメニューはとてもシンプル。基本は「テールスープ定食」一種類で、骨付きか骨なしのお肉を選ぶスタイルです。
今回は「テールスープ骨付きお肉」をいただきました。その日の仕入れによって副菜が変わる3種類のおかずとご飯がセットになっています。いわば、“韓国の家庭のごちそう”を一汁三菜で味わうような定食です。
テールスープと聞くと、焼肉店でお酒の〆にいただくような、少し塩気のあるシンプルなスープを思い浮かべる方も多いかもしれません。
しかし同店のテールスープは、そんなイメージをがらりと変える“主役級”の一杯。器の中を覗いて驚くのは、その具だくさんぶり。大根、にんじん、ねぎ、ぜんまい、ずいき、しいたけ……。まるで“食べるスープ”のように、色とりどりの野菜がたっぷりと入っています。
そして何より印象的なのが、テール肉の存在感。ホロホロに煮込まれた牛テールは、箸を入れるとほぐれるほど柔らかく、口の中で旨みがじんわりと広がります。
じっくり丁寧に仕込まれたスープは、やさしい旨みが広がり、あっという間に身体がぽかぽか。寒い季節に恋しくなる味わいです。
日替わりの”おかず”たちも主役級のクオリティ。この日は「エホバチョン(韓国かぼちゃの卵焼き)」「ナスのナムル」「牛肉のたたき」が用意されていました。
どれも手間を惜しまず丁寧に作られていて、一つひとつが小さなごちそうのよう。家庭のぬくもりを感じながらも、本格的な味わいが楽しめる絶妙なバランスです。
特に筆者のお気に入りは「ニラのチヂミ」と「エホバチョン」。エホバチョンは、韓国で親しまれている朝鮮かぼちゃをスライスし、卵をまとわせて焼いた家庭料理。やさしい野菜の甘みが広がり、思わずおかわりしたくなる美味しさです。
ちなみにテイクアウト用のオリジナルキンパも人気メニューのひとつ。具材のバランスにこだわり、彩りも美しく、食べ応えも抜群です。
訪れた際にぜひ注目してほしいのが、料理を美しく包み込む上品な金の器。オーナー自ら韓国で仕入れしたこだわりのものです。その美しさが、丁寧に作られた料理をいっそう引き立て、食事の時間を豊かにしてくれます。
場所
韓国厨房 明(Myeong)
(神戸市中央区中山手通2-22-1)
営業時間
ランチ 11:00〜14:00
テイクアウト 11:00〜16:00
オープン日
2025年10月19日(日)