「鉄印」発車オーライ 伊賀鉄道の乗車記念に 忍者市駅や電車デザイン
神社や寺院を参拝した証明となる「朱印」になぞらえ、近年、各地の鉄道会社が乗車証明の「鉄印」を販売している。三重県伊賀市の伊賀鉄道でも3月末から上野市駅(忍者市駅)や電車をデザインした鉄印を、収集・保管用「鉄印帳」の東海エリア版とともに販売している。
「鉄印帳」の取り組みは、利用促進や新しい収入源確保につなげようと、第三セクター鉄道等協議会に加盟する40社でコロナ禍の2020年7月に始まった。その後、東北・道南版に続く「エリア版」の第2弾として、東海4県の既加盟6社に伊賀鉄道など10社が新たに加わった東海版がスタートした。
伊賀鉄道の鉄印は縦13センチ、横10センチで、1種類は「伊賀鉄道」の文字と電車、もう1種類は「忍者市駅」の文字と駅舎がデザインされたもの。当日有効の乗車券(1日フリー・IC乗車券含む、定期・回数券除く)を購入し、東海エリア版か全国版の鉄印帳を同駅窓口へ持参すると、鉄印帳1冊につき1種類1枚まで購入できる。鉄印は税込み1枚300円、東海エリア版鉄印帳は同1800円。