愛犬が見せてくれる『無防備すぎる姿』6つ 仕草から読み解く飼い主への信頼と愛情表現を解説
愛犬が見せてくれる「無防備すぎる姿」
犬と暮らしていると、野生ではありえないような「無防備すぎる姿」を見ることがあります。あまりにもその姿がユニークで、SNSで話題になっていたりしますよね。
犬がそれだけリラックスできるのは、飼い主を信頼しているということを示しています。
そこで今回は、犬が見せてくれる「無防備すぎる姿」について解説します。ご自宅の愛犬はどんな無防備すぎる姿を見せてくれますか?
1.ヘソ天で寝る
犬が仰向けになってお腹を見せて寝る姿はヘソ天と呼ばれます。お腹は急所なので野生動物は絶対にしませんが、SNSなどでヘソ天をしている犬は度々見られます。
犬がヘソ天をするのは(この飼い主とお家なら安全♪)と安心しきっている証拠です。昔は外飼いの犬が多かったので、飼い主は愛犬がヘソ天をしている姿を、あまり日常的に目にすることはありませんでした。
しかし現在は、飼い主と同じ室内で暮らす犬がほとんどなので、しばしばその無防備すぎる可愛い姿をよく目にするようになりました。目にした途端、ついつい笑ってしまいますが、愛犬が安心してくれていると思うと嬉しいですよね。
2.背中を向ける
野生で生きる動物にとって背中は死角になる部位なので、めったに相手に背中を向けることはありません。
すなわち、犬が人間の近くに来て背中を向けてくれたら、それはその人に気を許しているということです。
人間にとって相手に背中を向けるのは失礼ですが、犬は全く逆の意味になります。犬が背中を向けてオスワリをする場合も、寝転ぶ場合もあります。
愛犬が近づいて背中を向けてきたらたくさん撫で、更にリラックスさせてあげてください。
3.体を触らせてくれる
あなたの犬は頭や足先、口周り、お腹などを触らせてくれますか。犬の機嫌が良いときには触らせても、相手や場所によっては嫌がることもあると思います。
足先や口周りなどの先端は触覚や温度を感じやすい敏感な部位です。そのため犬は本能的に触られるのを嫌がります。
オテなどのコマンドを教えるのは触られることに慣れておくためでもあります。体を触らせてくれるのは相手を信頼し無防備になっている証拠です。
4.飼い主の近くで寝る
就寝中は外敵に襲われると不利なので、犬は野生時代仲間たちとくっついて寝ていました。
飼い主の近くや同じ布団で寝るというのは、(この人なら大丈夫♪)と安心しているからです。
ただし、犬が飼い主の頭より高い位置で寝ていたら(自分の方が偉い)と思っている可能性があるので注意が必要です。
5.体をくっつけてくる
犬が体をくっつけてくるというのも、無防備になっている状態です。
顎や足でチョンチョンすることもありますが、全体重をかけて体の側面をくっつけてくることがあります。
犬は飼い主が室内でくつろいでいるときも、立っているときにもたれかかってくることもあります。
犬は体が何かに接していると安心でき、対象物が人間であればそれは愛情表現です。しかしマウンティングに近いこともあるので、犬がしつこい場合はやめさせましょう。
6.顔や体をこすりつける
犬が飼い主や床に、顔や体をこすりつけてきた経験はありませんか。
犬は「甘えたい」「大好きなニオイをつけたい」「満足感を得たい」などの気持ちからスリスリします。犬の大好きなニオイが、飼い主や家の中の物であったら嬉しいですね。
無防備な状態でもありますが、皮膚炎を起こして痒くて体をこすっている場合もあります。
他にも、この仕草は脳の病気でも見られる行動なので、様子がおかしいときは早めに病院に行きましょう。
まとめ
今回は、愛犬が見せてくれる「無防備すぎる姿」について解説しました。
今回紹介した仕草の中にあなたの犬に当てはまるものはありましたでしょうか。当てはまるものがあれば、愛犬はあなたを信頼してくれている、ということです。
もしかしたら怖がりな性格の犬や保護された犬の場合は、無防備な仕草なんて見せてくれない、ということもあるでしょう。しかし、飼い主に愛情を注がれて長く一緒に暮らしていれば、きっと犬も心を開いてくれるはずです。
犬が怖がっているときは「大丈夫だよ」となだめるなどして徐々に信頼を得ることで、近い将来愛犬の「無防備すぎる姿」を拝めるといいですね。