皇居三の丸尚蔵館で、書の優品と御買上の展覧会
皇居三の丸尚蔵館 会場
2024年10月29日(火)、皇居東御苑内にある皇居三の丸尚蔵館で、ふたつの展覧会が始まった。
展示室2で開催される「公家の書-古筆・絵巻・古文書」では、平安時代以降、藤原摂関家を中心に形成された公家の社会で必要とされた、書の名品を紹介。
現存する日本最古の歌集『万葉集』を平安時代に書写した国宝《金沢本万葉集》と、鎌倉時代の絵巻の傑作で中世やまと絵を代表する国宝《春日権現験記絵》(前期のみ展示)を公開する。
展示室1の「皇室の美術振興-日本近代の絵画・彫刻・工芸」では、明治から昭和にかけて日本国内で開催された博覧会や展覧会に出品され、皇室による御買上を受けた絵画、彫刻、工芸のなかから、秋の季節を感じさせる作品を中心に紹介。
太田喜二郎による《並木道》は宮内省が買上げ後、初公開。 大正3年(1914)の東京大正博覧会に出品されて以来、110年ぶりの公開となる。
両展ともに12月22日(日)まで。観覧料は一般 1,000円など。
皇居三の丸尚蔵館 会場
皇居三の丸尚蔵館 会場
皇居三の丸尚蔵館 会場
皇居三の丸尚蔵館 会場