鷺沼町会 交通安全、ヒマワリに託し 近隣児童と苗植え
鷺沼町会ガーデニングクラブが7月18日、国道246号線「鷺沼一丁目」交差点そばの花壇で、ヒマワリの苗植えを行った。
これは宮前警察署が取り組む「ひまわりの絆プロジェクト」の一環。2011年に京都府内の交通事故で亡くなった4歳の男児が育てていたヒマワリを、全国各地で継承することで交通事故防止のシンボルとするもので、宮前区では2年前から実施している。
プロジェクトに賛同した同町会のガーデニングクラブのメンバー10人が、花壇そばにある明日葉保育園の園児15人と一緒に25株の苗を植えた。苗は前宮前交通安全協会会長の鮫島隆さんが発芽させたもので、「台風が来ても倒れないように、京都のヒマワリとミニヒマワリを掛け合わせて育てた」という。同町会の持田和夫会長は「ヒマワリを通じて交通安全の意識を向上させていきたい」と期待を込める。
手ほどきを受けながら苗を植えた5歳児たち。玉利詩織さんは「初めはうまくできるか緊張したけれど、上手に苗を植えられてうれしかった」。陶山敬祐くんは「僕たちのクラスはひまわり組という名前だから、ひまわり組がひまわりを植えられるなんて面白くて楽しいと思った」。田中瑠璃さんは「苗を土の中に入れた後に、大人の人と一緒に土をかぶせて固めたことが楽しかった」とそれぞれ感想を話した。