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佐藤流司・阿久津仁愛・小柳心・廣瀬智紀・輝馬・玉城裕規が舞台『邪魚隊/ジャッコタイ』を語る! 「想像で作り上げてきたキャラクター」を舞台で生かすために

SPICE

(左から)輝馬、小柳心、阿久津仁愛、佐藤流司、廣瀬智紀、玉城裕規

映画×演劇のメディアミックスプロジェクト【東映ムビ×ステ】最新作『邪魚隊/ジャッコタイ』は、死刑囚たちが命がけで闇仕事に挑む様子を痛快に描くミュージカル時代劇。2024年5月に公開された映画の興奮冷めやらぬ中、8・9月には舞台『邪魚隊/ジャッコタイ』が幕を開ける。

舞台では、新たな地で再び困難なミッションに挑むことになる邪魚隊。映画の撮影から約1年ぶりに『邪魚隊/ジャッコタイ』の世界に戻ってきたキャスト陣は、これから動き出す舞台に向けてどんな思いを抱いているのか。

今回SPICEでは、鱗蔵役の佐藤流司、水野平馬役の阿久津仁愛、鮒右衛門役の小柳 心、比売知役の廣瀬智紀、蓼丸玄庵役の輝馬、多々良役の玉城裕規の6名にインタビュー。邪魚隊の面々に負けず劣らずな個性豊かな顔ぶれが揃い、なんとも賑やかな取材に。すでに映画という土台がある中で舞台をどう作り上げていくのか、それぞれが胸に抱く本作への意気込みを語ってもらった。

■舞台ならではの殺陣に募る意気込み

ーー映画の撮影からは1年近く経っていますが、改めて、舞台に向けて現在の心境や楽しみなことを教えてください。

小柳心(以下、小柳):先日、舞台の読み合わせをしたんですよ。台本に血が通ったことで、キャラクターごとに「こんな人だったんだ」という新しい発見もあって、そのあたりはより楽しみになりました。さぁ、こうして僕が先陣きって喋っている間に、みんな自分が話すことはもう考えていますよね、と。今、そういう時間だったからね!

小柳心

一同:(笑)。

小柳:(阿久津に向けて)どう?

阿久津仁愛(以下、阿久津):そうですね。映画の方で歌った楽曲も盛り込まれているので、生ならではのライブ感というのも楽しみですし、僕もやっぱり、映画で描かれていなかったキャラクターたちのストーリーも、絶対「面白い」って思ってもらえると思うので、そこも楽しんでもらいたいです。

小柳:本来だったら、今回の舞台の影の主役ともいえるスルメ(役の橋本祥平)がここにいてくれたら、もっといろんな話を聞けたと思うんだけど……いないっていうね(笑)。あと今回、いろんな組み合わせでの戦いがあって、それも楽しみ。

佐藤流司(以下、佐藤):舞台で邪魚隊と多々良が戦うシーンがあるんですが、5対1なんですよ。なので、まだ脚本を読んだだけですけど、(玉城が)しんどそうだなって思いましたね。

玉城裕規(以下、玉城):ふふ。

小柳:殺陣で言ったら誠さんね。(舞台からの新キャストの)中村誠治郎さん。

佐藤:いやもう怖い。

小柳:我々の中でも、舞台はどういうテイストになるんだろうなっていうのをずっと話していて。その中で、追加キャストとして発表された「中村誠治郎」の名前を見た瞬間、「これはみんなすごく運動することになるんだね、頑張ろうね」と話したのを覚えています(笑)。

佐藤:多分今回、平馬の殺陣が多いよね。

阿久津:怖いです。映画のときも本当に死ぬ気でやっていたので……。稽古の中盤くらいから疲れ切った顔をしている気がしますけど(苦笑)、でも、頑張ります!

阿久津仁愛

廣瀬智紀(以下、廣瀬):比売知は映画では、トンファーと鎌が合体したような……あれなんていうの? 名前すらわからない武器で戦っていて(笑)。

佐藤:“トンファーと鎌が合体したやつ”、ワードはめっちゃおもろい(笑)。

廣瀬:舞台もきっとあれで戦うんだろうなと思うので、まずは名称から調べようと思っています。

佐藤:智紀くんと心くんは、「必殺技で一掃する」っていうト書きもあったじゃん。

廣瀬&小柳:そう!

廣瀬:準備稿だとそれしか書いてないんだよね。

輝馬:ト書きがざっくりしてるんだよ(笑)。日替わりのネタコーナーとかね。

佐藤:あぁ……ネタコーナーやばい。本当にもうさぁ〜。

小柳:でも(輝馬は)振る側だからいいよね。こっち(邪魚隊)、やる側。

輝馬:いや、でも、皆さんには「ご無理なさらないで」といった感じで振りますので。

輝馬

小柳:いやぁそれはありがたい。頼りにしています。

一同:(笑)。

ーー映画での見どころのひとつだった鱗蔵の釣り竿での殺陣も期待しています。

佐藤:そうですね、どうするんですかね、あれ。映像だから(竿の部分が)取り外しできるようになっていたんですよ。でも舞台だと、そうはできないでしょうし……。きっと舞台用の釣り竿を新しく作ってもらうことになると思うので、そこに合わせていくことになるのかな。ちょっと稽古が始まってみないとどうなるのかわからないですね。

ーー残念ながら今回の取材にはスルメ役の橋本さんはいらっしゃいませんが、映画ではタイトなスケジュールで撮影合流も後半の方だったそうですね。今だから言える橋本さんのエピソードはありますか。

小柳:スルメのエピソードならあるんですが、橋本祥平のエピソードは……ぱっと出てこない。なぜなら現場でそんなに会ってないんです、我々。

玉城:撮影で会ったときは泣きそうな顔をしていて、ハグしました(笑)。大体のキャストと泣きそうになりながらハグしてたんじゃないかな。

玉城裕規

一同:(笑)。

ーー本作は耳に残るキャッチーなナンバーも魅力です。舞台に向けて楽曲面ではどんなことが楽しみですか。

輝馬:今回、舞台から参加する井俣(太良)さんがすごく嫌がっていたラップがあるので、すごく楽しみ。ラップ初挑戦らしいので、袖でニマニマしながらラップする井俣さんを見ようかなと思っています。

佐藤:しかもそのラップパートが、今回の作品の核心みたいなところあるよね。

小柳:すごぉぉく滑舌よくやらないと、ストーリーがマジでなんのこっちゃわかんなくなる。

佐藤:そう。この物語の大事な部分を、今回ラップでやるんですよ(笑)。だから、大変そうだなって思っています。

阿久津:責任重大ですよね。

小柳:そういうのやりたかったよね。ラップとかさ。

佐藤:あ、そう? じゃあ足します足します。いくらでも。

小柳:え!?

一同:(笑)。

輝馬:この前、「ソロなくてよっしゃ」って言ってたのに。

小柳:いえいえ全然。そんなこと思ってないですよ(笑)。

廣瀬:あとはエンディングがかなり盛大になりそうな印象を受けたので、もしかしたらお客様と一緒に楽しめるような演出もあり得るのかな、と楽しみです。

廣瀬智紀


■映画と舞台の連動の中で生まれる“変化”と“発見”

ーー映画と舞台が連動しているムビ×ステ作品ということで、役作りの余白や邪魚隊の関係性など、映画の時点で舞台を見据えて作っていた部分はありますか。

小柳:むしろ、もうちょっとちゃんと舞台を見据えて仕事した方がよかったんじゃないか、とは思いますね。そのときに思いついたボケで、鮒右衛門を虫嫌いにしちゃったり。いろんなことを思いつきでやりすぎちゃったので、広げた風呂敷をどうしようって思っています。

廣瀬:でもあれはあれで、ベスト尽くしたんじゃない?

小柳:そう言ってもらえてよかった(笑)。流司さんはどう?

佐藤:そうですね。余白しかなかった。伸びしろですね。そもそもプロットや企画書にも、役の性格は一切書かれていなくて。だから各々が自分たちの想像で作り上げていきましたね。

佐藤流司

小柳:そういえば(阿久津が演じる)平馬はどうだったの? その場での監督との話し合いとか。

阿久津:あ~! ありました。それこそ撮影始まって1発目のシーンが、潜入捜査のために変装するシーンだったので、その役作りは悩みましたね。まだ平馬もできていないのに、先にこっちを演じるのか……と。でも、逆にそのシーンを先に演じたことで、平馬の基盤ができた気もします。

小柳:(輝馬演じる)蓼丸さんはどうだったんです? そういうのありました?

輝馬:1ミリもなかった。

一同:(笑)。

輝馬:撮影が狭い室内だったんですよね。なんなら今、取材しているこの部屋よりも狭いくらい。そこに所狭しと機材が組まれていて、本当に狭いの。そこで、手元にグッと寄られて、注射器から垂らした薬で髪を溶かしていました。アドリブの要素もなにもなかったですね(笑)。あとは、一緒にやらせていただいた姜さん(景虎役の姜 暢雄)が昔からよくしてくださる方で、撮影後にプライベートで楽しくお酒を飲んだことがいい思い出です。

玉城:僕は映画の時点では、自分自身、舞台にも出るのかわかっていなかったので、余白というよりも、この映画の台本でできることっていう部分を考えていました。

ーー本格的に平馬が仲間に加わった新生・邪魚隊。舞台ではどんな変化が生まれそうですか。

廣瀬:比売知のポジションって結構お母さん的なイメージなんです。お世話役みたいな。平馬が加わることで、比売知のお母さんっぽいところが強くなるかもしれないですね。

廣瀬智紀

小柳:変化という部分では、邪魚隊にエンジンがひとつ増えるような感覚ですね。今まで鱗蔵のエンジンひとつで飛んでいた飛行機にもうひとつエンジンが乗って、より遠くまで高く飛べるような。またきっと、とっちらかったところに飛んでいっちゃうんでしょうが、それがやっぱり邪魚隊の面白さだと思うので、どこに飛んでいけるのか楽しみです。

ーー佐藤さんはいかがでしょう。

佐藤:変わるんですかね。個人的にはあまり変わらない気がしていて。舞台と映画の時系列は脚本には特に書かれていないんですが、舞台は平馬が邪魚隊に入ったばかりというよりも、もう平馬が馴染んでいる状態なのかなと受け取っていて。映画もシリーズで何回もやってきたというわけじゃなく、1回しかやってないですしね(笑)。そこの変化をあえて作っていくメリットもないのかなと、個人的には思っています。なので、相変わらずの邪魚隊という感じになるのかなと。

ーー一方で、阿久津さん演じる平馬は、舞台では最初から邪魚隊の一員として登場します。映画とは違った気持ちも芽生えそうかなと思ったのですが、そのあたりはいかがでしょうか。

阿久津:映画のラストでは、邪魚隊とお揃いの毒の腕輪を付けて「邪魚隊の一員になったぞ、よし!」というところで終わってしまって……。改めて舞台で本当の仲間としてみんなと一緒にコミカルなシーンや掛け合いができるのかなと思うと、映画では平馬はシリアスなシーンが多かった分、楽しみです!

ーー玉城さんは、先日の初日舞台挨拶で「普段から怪しいと言われるのでそこまで役作りせず等身大で演じた」とコメントされていました。

玉城:そんなこと言いましたね(笑)。

ーー舞台では持ち前の“怪しさ”以外に、どんな部分に注目してもらいたいですか。

玉城:稽古に入って変わるかもしれませんが、何かしらの吹っ切れであったり、気持ちの切り替えっていうところは多々良として絶対あると思うので、そこはひとつポイントだなと思います。あとは、やっぱり多々良は強いキャラなので、体の利く人が新キャストとして増える舞台では、立ち回りという部分で多々良の強さというものは出していけたらなって思っています。

玉城裕規

ーー輝馬さん演じる蓼丸は、映画では特に謎の多い人物でした。

輝馬:そうですね(苦笑)。

ーー舞台準備稿を拝見して、蓼丸はそういう人物だったのかと少し驚きました。邪魚隊との絡みも生まれる中で、どう役を作っていきたいと考えていますか。

輝馬:今回は邪魚隊の皆さんと一緒に行動するということで、楽しんでいこうかなと思いますし、稽古を積み重ねていくにつれて、どういう関係性がいいのか、距離感を見つけていけたらいいなと思います。

ーー描写が増えたことで、蓼丸に関して新たな発見はありましたか?

輝馬:意外としゃべる(笑)。こんなにペラペラおしゃべりする人なんだなっていうのが意外でしたね。そういうところも踏まえて、蓼丸のキャラクター像を詰めていこうかなと考えています。

■6人の“心が踊りだす瞬間”はどんなとき?

ーー“ミュージカル時代劇”にちなみ、最近あった“歌って踊りだしたくなるほど心が動いた瞬間や出来事”を教えてください!

小柳:うちの子がこの間、5歳になりました!

一同:(歓声&拍手)

小柳:まず、誕生日自体が、本当に歌って踊り出したくなるくらい嬉しかったんですけど、もうひとつ、きゅうりを食べれるようになりました! これがもう本当に嬉しくて。苦手だったきゅうりを、自分が育てたからとがんばって食べている姿が本当に可愛かったです。

小柳心

佐藤:でも、きゅうりって世界一栄養がない野菜って……。

小柳:それは言わないで(笑)! そんな流司くんはなにかある?

佐藤:すごく抽象的な話になっちゃいますけど、先日、俺の中で「これは大変だ」って思う仕事があって、すごく苦労したんです。それを全部達成したときはやっぱり嬉しかったです。

小柳:いいですね。その仕事の内容を聞けないから、みんなも「おぉ〜」しか言えない。でもお疲れ様でした。

佐藤:ありがとう。

阿久津:(挙手して)はい! 僕、癖っ毛なんですよ。

小柳:嘘つけぇい! こんなにサラサラじゃん!

阿久津:違うんですよ。この前、縮毛矯正をかけにいったばっかりなんです。梅雨の時期ってすぐ膨らんじゃうんですけど、今はもうサラッサラで完璧なので、踊り出したいくらいです。

阿久津仁愛

小柳:それは嬉しいね。さぁ、他のみんなも嬉しいことあるでしょ。

輝馬:……人生に華がないの。思い出したくなるようなことがないのよ。

玉城:あ! でっかいタンを自分で切って、タン筋の方は繊維を軽く叩いて潰して、おいしいところと分けて漬け込んで焼いて、お酒飲んだら踊り狂います。

小柳:報告なんだ(笑)。

玉城:そうそう。おすすめ。

廣瀬:僕はなんだろうなぁ。すごく些細なことなんですけど、さっきメイクさんに肩をマッサージしていただいて。それがまるでスパに行ったような心地よさで、すごく豊かな気持ちになりました。あとちょっとで歌いそうでしたね。

小柳:そこは“あとちょっと”がんばって歌ってくれよ(笑)! さぁ残るは輝馬さんですね。

輝馬:えーっと……昔、共演した小学6年生の男の子がいまして、その子が今月20歳になったんです。その子は今は芸能の仕事はしていないんですけど、連絡はとっていて、大人になったら一緒にお酒を飲もうと約束していまして。まだ実現はしていないんですが、近いうちに行こうと思っています。それが実現したら、歌わずにしっぽりと飲みますが、すごく嬉しい出来事になると思います。

輝馬

ーー素敵なエピソードを皆さんありがとうございました! では最後に、公演を楽しみにしているファンへのメッセージをお願いします。

玉城:もともと個性的なメンツしかいない中で、新しいキャストも全員個性的で。毛利さんの世界観の中で、個性がぶつかり合いながら飛び回っていると思うので、ぜひ期待して観にきていただけたらなと思います。

輝馬:僕自身、邪魚隊とまだ一度も関わっていないので、舞台で改めて関わっていく中でどういうお芝居になっていくのか。また、歌もダンスもあるので、それもどういう表現になっていくのか僕も楽しみですし、皆さまにも楽しみにしていただけたらと思います。劇場でお会いしましょう。

廣瀬:映画もいろんな要素がすごく詰まった作品で、それをある意味自分たちのフィールドである舞台でやらせていただくことで、よりいっそうお客様に作品の雰囲気を肌で感じていただけると思います。シンプルに満足感を得られる演劇になると思いますので、ぜひ楽しみにしていてください。

小柳:難しいことを考えずに観て、ぱーっとした気持ちで帰れるような、そんな作品だと思います。舞台だと、よりキャスト陣のエネルギーが伝わると思いますし。今はいろんな要素がぎゅうぎゅうに詰まった状態ですが、これを稽古の中で剪定して、最後に立派な1本の木にできたらいいなと思うので、ぜひ思いっきり楽しむ気持ちだけを持って観にきていただきたいです。

阿久津:再び平馬になれて、そして今度は邪魚隊の一員として日々を過ごせるのが楽しみです。稽古も本番も夏なので、体調には気をつけつつ全力で頑張りたいと思ってるので、映画同様たくさんの方に観にきていただきたいです!

ーー最後の締めを佐藤さんお願いします。

佐藤:ここまでのみんなの言葉、全部俺が言ったことにしてください。誰もいないことにして、全部俺がしゃべったことにしてほしい(笑)。

佐藤流司

一同:うわー(笑)!

ーー皆さんがすべて言いたいことを言ってくださった?

佐藤:そうです。全部入ってました。

輝馬:じゃあ一言ずつあげるよ。

廣瀬:お弁当忘れてきた子みたい(笑)。

小柳:みんなからもらって、いつもよりおかずが多くなっちゃう子だ(笑)。

佐藤:……(ニヤリと)ここまで入れてください(笑)。

(左から)輝馬、小柳心、阿久津仁愛、佐藤流司、廣瀬智紀、玉城裕規



■佐藤流司
スタイリスト:吉田ナオキ

■阿久津仁愛
スタイリスト:東 正晃

■小柳心
スタイリスト:松平浩市

■廣瀬智紀
スタイリスト:小林美月
衣裳:ブルゾン¥52800、パンツ¥39600/共にARTCHENY(ジョワイユ)、シャツ¥30800、ブレスレット¥5500/共にFACTOTUM、靴¥9900/Casper John(以上シアン PR)
問い合わせ先:
ジョワイユ 東京都港区南青山6-6-22LUNA ROSSA南青山3階(03-4361-4464)
シアン PR 東京都渋谷区渋谷2-2-3ルカビル2 2F(03-6662-5525)

■輝馬
スタイリスト:小田優士
衣裳:パンツ¥34100-(KOUGA NAKAJIMA)

■玉城裕規
スタイリスト:津野真吾(impiger)
衣装協力:HARE、MUZE

ヘアメイク:入江美雪希、矢澤睦美

取材・文=双海しお     撮影=中田智章

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