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不妊治療からの妊娠6ヶ月まで続くつわり地獄【私の妊娠出産体験談】

たまひよONLINE

3歳と0歳の男の子の兄弟の育児に奮闘するママライター、“森山ゆう子”です。私の初産は、33歳のとき。不妊治療を経て授かった待望の赤ちゃんでした。妊娠したことがうれしくて幸せいっぱい。しかし、それもつかの間、ひどいつわりや体重増加に悩まされ、あっという間に過ぎていった妊娠期。迎えた出産も自分の想像をはるかに超える体験でした。今回は、ちょっとイレギュラーだった私の初産体験記をお届けします。

待望の妊娠! 待っていたのは…つわり地獄に体重増加


結婚して3年目、自然に赤ちゃんを授かることがなかった私は、妊活のため病院を受診しました。その結果、排卵障害の1つである「多嚢胞性卵巣症候群」であると診断されました。それから1年ほどの不妊治療を経て、授かった赤ちゃん。憧れの妊娠期に突入したものの、地獄のようなつわりの日々が待っていました。

私のつわりは妊娠初期からかなりひどく、妊娠6ヶ月ごろまで続きました。また食べづわりであったため、どんどん体重が増加。やっとつわりがおさまった後は、助産師さんに注意されて運動や食事制限などの日々に。

妊娠したら、「胎教やマタニティヨガを楽しみ、ベビー服や小物を手作りしよう!」夢に描いていたことは、結局ほとんど何もできないまま、妊娠期は終わりました。

出産予定日2週間前、突然の高位破水で緊急入院!


それは妊娠37週の健診を無事に終えた夜。おなかのあたりで、パチンと水の弾けたような音が…。そして、次の瞬間、尿もれのような感覚があったのです。

始めは、まさか破水とは思わず、それでも尿もれのような状態は続いているので念のため産院へ。診断結果は“高位破水”で、そのままバタバタと入院することになりました。

そして、胎児感染のリスクがあるため、1日以内に自然に陣痛が始まらない場合は陣痛促進剤を投与しての誘発分娩となる旨の説明を受けたのです。予想外のお産のスタートに、緊張で手の震えが止まりませんでした。

なかなか始まらない陣痛。陣痛促進剤でお産スタート


その後、自然に陣痛は起きず、陣痛促進剤の点滴を開始するも、なかなかお産につながる陣痛は起きないまま。入院から3日経過した日の朝、これ以上は胎児のためにも良くないということで朝から点滴の量を増やしていき、昼ごろにやっと本格的な陣痛がやってきました。

この前日も、さらにその前日も、促進剤投与のため軽い陣痛は起きていたのですが、そのときとは比べ物にならない痛みでした。

子宮口がなかなか開かず体力も尽きかけたころ、本格的な破水が! ようやくわが子が誕生しました。本陣痛が始まってから8時間後のことでした。

ちなみに、私は陣痛の際に泣き叫ぶよりもしくしくと涙を流すタイプ。立ち会いをしてくれた母がひと言「ウミガメの産卵のようだった」と…。

トイレが怖い! 痛みに耐えながらの初めての育児


やっと誕生したかわいいわが子との生活。しかし、ここからがまた闘いの日々の始まりでした。

出産の際に“会陰切開”をした傷跡がものすごく痛むのです。トイレに行くたびに痛むので、トイレ恐怖症になってしまいました。

「ただでさえ授乳していて水分不足なのにもかかわらず、トイレに行きたくない」という思いから、人生で初めて便秘になり、何と痔も患ってしまったのです。

傷跡と切れ痔のダブルパンチに、赤ちゃんの世話をしながら涙が止まらない日々が産後1ヶ月ほど続きました。

妊娠中も出産時もそして出産後も、自分の想像のはるか上をいく出産経験。でも妊娠38週1日目に生まれてきてくれたわが子は、身長50.5cm、体重3406gのとても元気な赤ちゃんでした。出産後、“会陰切開”の縫合中に「予定日までおなかにいたら4000gを超えていたかもしれないよ。お母さんが大変だから早く出てきてくれたやさしい子だね」と主治医から言葉が。「このタイミングで話しかけられるとすごく恥ずかしい!」と思いつつも、何だかうれしかったのは今でもいい思い出です。

[森山ゆう子*プロフィール]
やんちゃ盛りの3歳差男の子兄弟の育児に奮闘する2児のママです。
主に子育てに関する情報を発信するライターとして活動中。
最近は、子どもたち寝かしつけ後に食べるご褒美コンビニスイーツ探しにハマっています。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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