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史上初!?東海道新幹線に「ディズニー」の特別塗装!2月21日から9月中頃まで運行 ファン必見のポイントを解説します

鉄道チャンネル

JR東海の浜松工場(静岡県浜松市)で報道公開されたN700A(G25編成)

「東海道新幹線」と聞けば、私たちは白と青の車体を思い浮かべるでしょう。東京~新大阪を結び、60年以上にわたりのべ70億人もの人々を運び続けた、日本の新幹線を代表する存在。その伝統のスタイルが「白い車体に青いライン」なのです。

そんな東海道新幹線に「特別塗装」の車両が登場しました。

これまでも車体にラッピングを施した事例はありましたし(直近では2025年大阪・関西万博の「ミャクミャク」をデザインした新幹線など)、そもそも事業用であれば「ドクターイエロー」が大変な人気を博していたわけですが、このようなかたちで旅客営業用の車両に特別塗装を行うのは今回が初めて。しかもコラボ相手は「ディズニー」とあって話題性も十分です。JR浜松工場で17日に行われた特別塗装編成のお披露目には、新聞・TV・ネットニュース問わず多数の報道陣が押し掛けたのでした。

オリエンタルランドの運営する東京ディズニーリゾートは日本を代表するテーマパークです。1983年の「東京ディズニーランド」開園、2001年の「東京ディズニーシー」グランドオープンと成長を続けてきました。日本の大動脈たる東海道新幹線は、関西や中部地方からの送客を担う強靭な足です。特別に装飾された新幹線は、行きのワクワク感や帰りの余韻をさらに膨らませ、ディズニーの旅をより楽しいものにしてくれるでしょう。

特別編成の名は「Wonderful Dreams Shinkansen」――2025年2月21日(金)の名古屋6:43発→東京8:42着「ひかり632号」から運行を開始します。初列車の予約は、17日時点ですでに9割方埋まっているということです。

「Wonderful Dreams Shinkansen」のデザインについて

特別編成のデザインテーマは、東京ディズニーリゾートの「ファンタジースプリングス」です。昨年6月に登場した8番目のテーマポートは、3つのディズニー映画(「アナと雪の女王」「ピーター・パン」「塔の上のラプンツェル」)を題材にしたエリアと1つのホテルで構成されており、まるで物語の中に入り込んだような体験を楽しめるといいます。

「Wonderful Dreams Shinkansen」の外観。先頭号車の1号車・16号車は3つのエリアをまとめたデザインとし、3つの映画のキャラクターが描かれます。他の車両については、4号車・7号車・10号車・12号車・14号車は「フローズンキングダム」エリア、2号車・5号車・8号車・11号車・15号車は「ラプンツェルの森」エリア、3号車・6号車・9号車・13号車は「ピーターパンのネバーランド」エリアのデザインで彩られています。

16号車を真横から
16号車には3つの映画のキャラクターがそれぞれデザインされています。写真は15号車との連結部付近
16号車の先頭部分

デザインは各車両の扉付近に施されていますが、実は全ての車両でデザインが異なるという特別仕様。「Wonderful Dreams Shinkansen」を見かけたら、ぜひとも全号車の扉付近を見ていただきたいところです。また、鉄道ファンはすでにお気付きかもしれませんが、この特別車両では「JR」のロゴマークが灰色になっている……というのも注目のポイントです。

車内も充実の特別仕様です。ポイントとしては、グリーン車と7号車をのぞき「ヘッドカバー」「テーブルシール」が特別デザインになっていること。また車両の端にはファンタジースプリングスのポスターが掲示されています。

車内メロディーにもご注目。東海道新幹線では2023年から「会いにいこう」という楽曲をアレンジした車内チャイムが流れていますが、この特別編成ではディズニー映画『塔の上のラプンツェル』より、「輝く未来」のメロディーが流れるということです。

「Wonderful Dreams Shinkansen」は2025年9月中旬ごろまで運行予定。運行区間は東海道新幹線の東京~新大阪間で、運行予定はJR東海の特設ページにて公開されています。この特別編成に乗車できる旅行商品の案内もありますので、ディズニーファンの方はぜひご確認ください。

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