Yahoo! JAPAN

神奈川なでしこブランド 逗子市から新たに「カラフルなローチョコレート」と「パクパクぱっくん乳酸菌すこやかボーロ」が認定〈逗子市・葉山町〉

タウンニュース

神奈川なでしこブランド

神奈川県は県内の企業などから、女性が開発に貢献した商品(モノ・サービス)を募集し、優れたものを「神奈川なでしこブランド」と認定し、それらを広く周知することで、女性活躍の促進を図っている。1月26日に2024年の認定商品が発表され、逗子市からOPENERChocolateの「カラフルなロー(非加熱)チョコレート」と、株式会社SiCiの「パクパクぱっくん乳酸菌すこやかボーロ」が認定された。

2013年から始まった事業で、これまでに162商品が認定。逗子市からは9件、葉山町からは2件選ばれている。

上荒磯智子さん/株式会社SiCiパクパクぱっくん乳酸菌すこやかボーロ

乳酸菌入り菓子の開発を手がける株式会社Sici(シシィ/久木)は2016年3月に設立。代表の上荒磯智子さんは一人の妻、母として高血糖の夫の栄養管理、娘の皮膚炎のかゆみを食品によって改善したいと思っていた。また、コロナ下で多くの高齢者が亡くなるのを見て、免疫力を高めるために、安価で美味しく摂取できるものはと突き詰めて考え、「ボーロ」に行きついた。

無添加でボーロを製造している田中屋製菓(東京都)とコラボレーションし、「赤ちゃんからお年寄りまで安全においしく食べられるお菓子」として高濃度乳酸菌EF―2001入りの「すこやかボーロ」を開発。2022年4月から販売を開始した。

同商品の原材料は北海道産の馬鈴薯でんぷんとてんさい糖、卵黄、脱脂粉乳のみで、食品添加物不使用でグルテンフリー。ひと粒に約20億個、カップヨーグルト2個分の乳酸菌が入っており、「お通じに悩まれている方に喜ばれています」と上荒磯さん。

また、上荒磯さんは「ゆくゆくはボーロを非常食にしたい」という。正月の能登半島地震を見て、その思いはより強くなった。「避難所など劣悪な環境では便秘になったり、ストレスで母乳がでなくなって、その影響で赤ちゃんが便秘になることも。そんな時にお役に立てればと思っています。お菓子は心のよりどころにもなりますし」と熱がこもる。

購入は同社オンラインストアの他、逗子・葉山ではスズキヤ、TAC21自然食品の店にんじん屋、葉山ステーションで手に入れることができる。

【URL】https://pakupakupakkun.com/

山内智子さん/OPENERChocolateカラフルなロー(非加熱)チョコレート

逗子市久木に工房を構えるOPENERChocolateは、オーナーの山内智子さんが2019年8月に創業した、ロー(非加熱)チョコレートとヴィーガンスイーツの店。

山内さんは元々広告代理店に勤務し、テレビ通販のマーケティングを担当していたが、環境破壊による大量生産・大量消費に疑問を抱き、「そうでないものを作りたい」との思いを強くした。事業を考える中で環境負荷の少ない「植物性」原料だけを使用した菓子にたどり着き、日本でのローチョコレートの第一人者が開いた講座に参加。オリジナルの商品開発を手がけるようになった。

ローチョコレートとは加熱されていないチョコレートのこと。一般的なチョコレートは「香ばしさ」を出すために、100度以上の温度でカカオを焙煎して製造される。一方でローチョコレートは48度以下に低温管理された特別な製法で仕上げられたカカオから作られるので、栄養素や酵素が破壊されることがない。また、カカオ以外の材料も植物性のものやオーガニックのものを使用するため体への負担が少ないという。

他ではあまり見られないカラフルな色が特徴の山内さんのチョコレート。合成着色料は使わず、野菜や果物のパウダーで自然な色味を出している。

「メダル型、ロリポップ型など見た目の可愛らしいさにもこだわりました。ぜひお試しください」と山内さん。

購入は同社オンラインストアから。百貨店や地元逗子ではスズキヤ逗子駅前店に出店することもある(出店予定などはウェブサイト参照)。

【URL】https://openerchoco.official.ec/

【関連記事】

おすすめの記事