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データで選ぶ8月月間MVP 巨人・菅野、オリックス宮城が圧投 阪神・森下、日本ハム・レイエスの猛打炸裂

SPAIA

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巨人・菅野智之と井上温大が快投連発

SPAIA編集部が独自に月間MVPを選ぶ新企画。SPAIAでは1試合で最も活躍し、勝利に貢献した選手を、WPA(※)をもとに「Player of the Game(POTG)」として選定している。今回はそのPOTG獲得回数が月間で多かった選手をランキング形式で発表。印象的な活躍を見せた選手たちを紹介したい。

※WPA(Win Probability Added)
その選手がどれだけチームの勝利確率を増減させたかによって貢献度を表す指標。
勝利確率とは特定の試合状況(イニング、点差、アウトカウント、走者状況)においてチームが勝利する確率を、過去の試合データから算出したもの。試合開始時点では両チームともに50%の勝利確率が見込まれ、試合の進行とともにリードを奪っているチームの勝利確率が100%に近付いていく。
この勝利確率を利用し、1つ1つのプレーによる勝利確率の増減を選手ごとに合計することで、WPAは算出される。

8月はセ・パ合わせて7選手がPOTGを3回獲得し、最多だった。セ・リーグでは、巨人・菅野智之と井上温大、阪神・森下翔太、中日・細川成也の4人。

・菅野智之(巨人)
今季見事な復活ぶりを見せている34歳。8月は4試合に先発し、3勝0敗、4QS、防御率0.94と圧巻の成績を残し、勝利投手となった3試合でPOTGを獲得した。特に25日の中日戦(東京ドーム)は7.1回104球5安打8奪三振、無四球、無失点の力投で、WPAも8月最高の+50.4%を稼いだ。

・井上温大(巨人)
今季ブレイク中の5年目左腕は8月5試合(4先発)に登板し、3勝、防御率2.25をマーク。菅野と同じく勝利投手となった3試合すべてでPOTGを獲得した。WPAを最も稼いだのが、10日の中日戦(バンテリンドーム)。6回83球2安打9奪三振無失点の快投で、+34.8%だった。

中日・細川成也は4安打4打点でWPA+29.8%

・森下翔太(阪神)
森下は8月25試合に出場し、打率.315、4本塁打、19打点をマーク。2日のDeNA戦、8日のヤクルト戦、25日の広島戦でPOTGを獲得した。中でもWPA+29.8%で最高値を記録したのが25日広島戦。2点を追う3回表に12号3ランを放ち、逆転勝利の立役者となった。

・細川成也(中日)
逆転の14号2ランを放った6日のDeNA戦、15号3ランで先制した9日の巨人戦、3本の適時打を記録した18日の阪神戦でPOTGを獲得。特に18日は5打数4安打4打点の大活躍で、WPAは+29.8%を記録した。

一方、パ・リーグではオリックス・宮城大弥、ソフトバンク・モイネロ、日本ハム・レイエスの3人がPOTG3回でトップだった。

・宮城大弥(オリックス)
8月は5試合に先発して2勝2敗、防御率1.42をマークした。17日の日本ハム戦、24日のロッテ戦、31日の楽天戦でいずれも無失点に抑える好投を見せ、WPAも+40%以上を記録。特に24日は、8回110球5安打6奪三振、無四球、無失点の快投で、WPAは+63%だった。

・モイネロ(ソフトバンク)
8月は4試合に先発して3勝1敗、3QS、防御率2.00をマーク。勝利投手となった3試合でPOTGに輝いた。特に、13日の西武戦は9回112球2安打1失点で来日初の完投勝利を挙げ、WPAは+28.4%を記録した。

・レイエス(日本ハム)
新助っ人は8月23試合に出場し、打率.403、8本塁打、23打点と打棒が爆発。3日のソフトバンク戦、11日の西武戦、27日の楽天戦でPOTGを獲得した。中でも9回に起死回生の同点適時二塁打を放った27日の試合では、WPA+46.8%を記録。試合は引き分けに終わったが、価値ある一打でチームを敗戦の危機から救った。

【関連リンク】
・セ・リーグ球団別週間MVP 阪神・森下翔太は逆転Vの使者になるか?中日・細川成也は2年連続20発
・パ・リーグ球団別週間MVP 日本ハム清宮、ソフトバンク山川、西武・佐藤龍、ロッテ・ソトと主砲が躍動
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記事:SPAIA編集部

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