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高台にある蔦の絡まる洋館で、具材たっぷりの個性派ちゃんぽんを【福岡市・平和】

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長崎阿蘭陀珈琲館_メイン

福岡市中央区と南区の境に立つ鴻巣山中腹の曲がりくねった坂道沿いにある「長崎阿蘭陀珈琲館」。創業は1980年(昭和55年)という老舗で、珈琲館を名乗る喫茶店ながらも、多くの客が目当てに訪れるのが名物の「長崎ちゃんぽん」です。

長崎出身の創業者が福岡に移住して店を開いたという建物は、まさに「蔦の絡まる洋館」という表現がピッタリの佇まい。クラシカルな内装と重厚感のある調度品も創業当時のままで、まるでヨーロッパの邸宅に招かれたような気分に。大きく開かれた窓からは眼下に住宅街を見わたす絶景が広がり、福岡市内でも唯一無二のロケーションです。

メニュー名は「長崎ちゃんぽん」ですが、長崎の中華街などで提供されるちゃんぽんに比べるとかなり個性的です。まず驚くのは具材の種類の多さで、エビ、ホタテ、アサリ、イカといった魚介類に、豚肉、キャベツ、モヤシ、人参、キヌサヤ、キクラゲなどは、まあ一般的。さらに長崎から取り寄せるイワシのチクワ、紅白の二色はんぺんに、ウズラ卵天、みつせ鶏の肉団子といった練り物が加わり、その数はなんと15種類以上! それぞれの食材が個性を主張し、 これほどまでに具沢山のちゃんぽんは他店で食べたことがありません。

やや褐色がかったスープも他店とは一線を画しています。丸鶏、鶏ガラ、豚骨、野菜に、昆布や鰹節といった和出汁の要素もプラス。長時間煮込んだ後にオイスターソースでコクと風味を加えたスープは、あっさりとしながら複雑な旨味を感じます。
製麺所から取り寄せる特注麺は、かん水が効いたツルシコ食感で存在感のある太麺。スープともよく絡み、具材と合わせたボリューム感も満点です。

ちゃんぽんを食べ終えて大満足した後は、窓の外に広がる絶景を眺めながらコーヒータイムを。厳選した豆をブレンドしたコーヒーは浅煎り、中煎り、深煎りの3種類(各748円、アフタードリンクは100円引き)で、注文が入ってから1杯ずつサイフォンで淹れる本格派。食器類はすべて有田焼の染付で、香り高いコーヒーを飲みながらしばし異国情調に耽ることができました。

デザートも常時10種類以上が揃い、写真は人気の「ガトーショコラ」と「レモンのタルト」(単品798円、セット1,398円)。長崎名物の「カステラ」(498円)や「ミルクセーキ」(898円)もあります。

ちゃんぽんの他にも「皿うどん」(1,598円)や「檸檬ステーキ」(2,298円)といった長崎のご当地グルメが揃い、3種類のソースが選べる「ハンバーグ」」(1,598円)も人気メニューのひとつ。駐車場は18台分用意されていますが、昼は予約不可のため時間に余裕を持って行くのが良いでしょう。

長崎阿蘭陀珈琲館(ながさきおらんだこーひーこかん)
福岡市南区平和2-16-3
092-521-5829

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