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ジュビロ磐田、開幕スタメン濃厚の新加入MF倍井謙が意気込み「覚悟を見せたい」最後の公開練習にファン700人が集結!

アットエス


ジュビロ磐田は2月11日、磐田市のヤマハ大久保グラウンドで、15日の水戸ホーリーホックとの開幕戦(ヤマハスタジアム)前最後の公開練習を行いました。

休日ということもあり、ファンら約700人が集まり、好プレーには拍手を送るなどして選手をもり立てました。開幕スタメンが濃厚になっている新戦力のMF倍井謙選手に意気込みなどを聞きました。

MF倍井謙「サイドがチームの生命線」

-いよいよ開幕です。今の心境は。
今年に入って、この開幕を待ちわびながらずっと準備してきたので。もちろんチームとしてのサッカーの組織的な部分はまだ発展途上のところはありますけど。

ただ、リーグに入ってから初戦の結果によっては今後が大きく変わるというか、勝利でいい形に乗っていきたいっていう部分があるので、チームとしても相当な覚悟はあるかなと思ってます。

-個人としては、ずっとキャンプ中からも調子が良さそうで、自分の特徴を出せているのかなと思いますが。
攻撃的なサッカーを今年はやろうと言っているので、その中で自分の特徴は発揮しやすい状況は多々あるのかなと思います。ただ、自分の中でもっともっとやらなきゃいけないっていう思いが正直強いです。けがなくコンディションを維持しながら、徐々に上げながらやれたっていうのは感じています。

鹿児島キャンプの倍井


-やらなければと思うところは。
数字のところもそうですし、あとはチャンスメイクの量というか、このサッカーをやる上で、やっぱりそこの数が増えていかないと。

僕の(左)サイドと右サイドと両方でどれだけそこを作れるかっていうのがこのチームの生命線というか、そこが大事になってくるかなと思う。自分にプレッシャーかけながら、もっともっと向上心を持ってやりたいなと思います。

-ウイングがすごく大事になるサッカーなので、責任感も大きいのでは。
そこは常に感じてますし、前3枚でどれだけ点が取れるかっていうのが本当に鍵になってくると思います。日頃の練習のシュート1本もそうですし、もっともっと決めないとっていう、そこのプレッシャーをかけ続けないと、リーグになってから点を取れないようじゃ駄目だと思うので。そこは自分に矢印を向けながら厳しくやっていきたいです。

-去年の開幕の頃と心境の違いはありますか。
昨年は何も失うものがないというか、僕自身、キャンプで最初はチームの練習に入れないような状況もあったので。そこから何とか死に物狂いで這い上がっていった。

ただ今年は自分の中で覚悟を持ってこのチームに来て、もう1回、自分の存在価値を高めに来ているので。昨年よりプレッシャーのかかり具合というか、やらないとというところは昨年よりは強いのかなっていう思いがあります。

-ちなみに非公開のJ1クラブとのトレーニングマッチ(8日)はどうでしたか。
楽しかったです。最初にして最後かもしれないけど(笑)相手はあまり選手が変わってないので。ほぼみんなやったことがある人で、試合中もみんなしゃべりかけてきている気がしてましたけど。

やっぱりそこは自分の力量を測る一つの物差しになるというか、開幕前にやる相手としてはすごいいい相手だった。そこで出た課題や、できたことというのを自分の中で整理して、開幕にいい形でつなげていければと思います。

-そのできたところとは。
「ボールを持ったところはある程度できた。オフのときにどれだけボールを呼び込めるか。チームがボールを保持していく中で、やっぱりどこかで起点をつくらなければいけない。もっと自分がボールを引き出して、試合を落ち着かせる、前進させていく。もっといろんなバリエーションをチームに施していけたらなっていうのを反省させられました。

例えば練習のプレーの成功率もそうですし、もっと自分にボールが入ってくるようにしていくっていうのが今、僕がやらなきゃいけないことかな。

-立ち位置で我慢しなければいけないところと、裏に抜けなければいけないところのバランスというか、使い分けが必要なのでは。
そうですね。監督自身もある程度の立ち位置の規制は選手にかけながらも、ただやっぱりそれにとらわれすぎないところを意識してほしいと言われています。

あくまで最初の立ち位置。やっぱりチームとして方針としてあるところはしっかり体現しながら、そこから臨機応変に自分で、どこに立ち位置を取ったらチームがうまくいくのかというところは、もう少しうまくできたかなと思います。あそこは本当に試行錯誤しながらというところにはなると思います。

-開幕戦はどんなゲームにしたいですか。
「勝利しか考えてないですし、今年の磐田のファンの方がどういう心境で開幕を迎えるか分からないですけど、やっぱりファンの皆さんからしても、J2に降格してしまったことを持ち込むところは当然あると思います。

僕らの開幕の試合によっては、これからグラウンドに足を運んでくれる人の数にも影響するかもしれないし、1年で昇格する覚悟を開幕で見せることができればと思います。

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