『パディントン』テレビシリーズ化、映画第4弾の製作が発表 ─ 2027年、2028年公開を目指す
人気児童文学「くまのパディントン」より、実写映画版『パディントン』シリーズの第4作と、新たなテレビシリーズの製作が進められているようだ。米が報じている。
『パディントン』シリーズは、マイケル・ボンド著「くまのパディントン」を原作に、ちょっとドジだけど家族思いで心優しい、マーマレードが大好きなクマのパディントンを描いた物語。2014年に第1作、2017年に第2作が製作され、2024年11月には第3作『パディントン・イン・ペルー(原題)』の英国公開が控えている。製作は仏スタジオカナルと英ヘイデイ・フィルムズ。
今回の情報は、英ロンドンで開催の「ブランド・ライセンシング・ヨーロッパ 2024」でスタジオカナルが発表したもの。CEOのフランソワーズ・ギヨネ氏、グローバル・セールス部門を統括するシセル・ヘノ氏が基調講演を行い、「古典的なキャラクターから世界的な文化現象へと成長を続けるパディントンの旅」について説明した。
彼らは、詳細を話すにはまだ早すぎる段階としつつ、ファンにとって嬉しいニュースを発表。「2027年、2028年公開の新しいテレビシリーズと映画を製作中です」と伝えた。映画版はシリーズの70周年を記念する作品となるという。ちなみに現行のテレビシリーズにはアニメ「パディントンのぼうけん」(2019-)があり、日本ではNHK Eテレで放送された。
ギヨネ氏は「もちろん、スタジオカナル・ファミリーにとっての大イベントは『パディントン・イン・ペルー』の公開です」と、パディントンのペルーへの里帰りを描く第3作にも言及。ヘンノ氏は、パディントンは「愛する叔母ルーシーを訪ねるために」帰郷すると説明し、パディントンらしい楽しい要素が満載であることを約束したという。同作は2024年11月8日に英国、2025年1月17日に米国で公開となる。
さらにギヨネ氏は、2025年末にソニア・フリードマン(『ハリー・ポッターと呪いの子』)とウエストエンドで『パディントン・ザ・ミュージカル』を上演することも発表。そのほか、TikTokページや体験型イベント「パディントンベア・エクスペリエンス」の立ち上げにふれ、2024年11月にRobloxゲームをリリースすることも予告した。「今後数年間、パディントンのエンターテインメント列車は走り続けるでしょう」。
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