じつは“冷蔵庫保存がNG”な調味料3つ「間違ってた…」「劣化するんだ」
使いかけの調味料は、すべて冷蔵庫に入れていませんか? 開封後は要冷蔵ものが多い一方で、逆に冷蔵保存が適切ではないケースもあるんです。ここでは、意外と知らない「冷蔵NGの調味料」についてご紹介します。
◆<写真>で正解を見る◆⇒じつは“冷蔵庫保存がNG”な調味料3つ
NGその1.料理酒
未開封の場合は、温度変化が少なく湿気がこもらない「冷暗所」の保存が適切ですが、料理酒の場合は開封後も変わりません。
そのため、使いかけの料理酒も“直射日光があたらない冷暗所”での保管が適切です。
ただし、料理酒は商品によってアルコール度数が異なるうえに、「純米」や「無塩」など原材料にも違いがあります。
料理酒によっては冷蔵保存を推奨しているものもありますので、メーカーごとの正しい保存方法を確認しましょう。
NGその2.砂糖
開封した砂糖を冷蔵保存すると、乾燥して固まりやすくなります。砂糖がガチガチに固まると使い勝手が悪くなるため注意が必要です。
また、砂糖はにおいを吸着しやすい性質があるため、いろいろな食材が入っている冷蔵庫内に入れるとにおい移りする恐れも……。
開封・未開封問わず、基本的には常温保存をおすすめしますが、保存環境によっては湿気や温度によって劣化する場合があります。コンロ横など高温になる場所や湿気がこもる環境に置くのは避けましょう。
NGその3.オリーブオイル
オリーブオイルは光や高温に弱く、空気に触れると酸化します。そのため、これらとの接触を避けられる場所への保管が適切です。
そういった意味では、冷蔵庫は保存場所として適している気もします。しかし、低温の環境に置くとオリーブオイルが白く固まるため要注意。常温に置けば元通り透明なオリーブオイルに戻りますが、使い勝手がいいとは言えません。
オリーブオイルは常温暗所に保管し、酸化を防ぐためにも使用後はきちんとフタを閉めましょう。
開封・未開封問わず正しい保存方法を
調味料のベストな保存場所は、必ずしも冷蔵庫とは限りません。ものによっては常温での保管が適切な場合もあります。
思い込みで判断せずに、調味料ごとの適切な保存方法を確認しましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア