部屋の中に個室を作る!置くだけキットからDIYまで方法を解説
リモートワークやオンライン学習の広がりにより、部屋の中に個室を作ることを検討している人も多いことでしょう。リフォームやリノベーションのように大きな工事をしなくても、キットや簡単なDIYで部屋の中に個室を作ることは可能です。この記事では、部屋の中に部屋を作るおすすめの方法をご紹介します。
部屋の中に個室を作るメリット・デメリット
部屋の中に個室を作ることには、メリットもデメリットもあります。まずは、メリット・デメリットを整理してみましょう。
メリット
部屋の中に個室を作るメリットとして、次の点が挙げられます。
・仕事や学習のスペースと生活スペースが分けられる・自分だけの空間で集中しやすい・オンライン会議の映り込みを気にしなくていい・自分のためのスペースがもてる・狭いスペースで落ち着ける
部屋の中に個室を作ってスペースを分けることにより、集中して仕事や勉強をすることが可能。オンライン会議の際に家族や生活スペースが映り込む心配もありません。
共有の個室をひとつだけ作るのはもちろん、自分の書斎や子ども部屋など一人ひとつずつ個室を作れば、自分だけのスペースを自由に使うこともできます。
防音室など設備がしっかりした個室を作れば音を気にせず楽器を演奏することもできるでしょう。
デメリット
部屋の中に個室を作るデメリットとしては、次の点が挙げられます。
・部屋のスペースが狭くなる・費用がかかる
もともとある部屋の中に個室を作るため、あまり大きな部屋を作ることはできません。壁や扉などを設置する必要もあり、部屋のスペースが狭くなってしまう可能性があります。
また、どのような方法で部屋の中に個室を作るかにもよりますが、費用がかかることも。どんな目的でどんな部屋を作りたいのか明らかにしたうえで、予算にあわせて個室を作る方法を検討する必要があるでしょう。
部屋の中に個室を作る方法
部屋の中に個室を作る主な方法として次の点が挙げられます。
・カーテンやパーテーションで区切る・家具の配置でスペースを確保する・テントを張る・個室キットを組み立てる・BOXを設置する
それぞれのメリット・デメリットを解説しましょう。
カーテンやパーテーションで区切る
突っ張り棒やカーテンレールなどを使って天井からカーテンを吊り下げる、パーテーションを置いて部屋を区切るといった方法です。
比較的簡単に部屋を区切ることができ、突っ張り棒やパーテーションなら壁にくぎを打つ必要がないため、賃貸住宅でも取り入れやすいでしょう。しかし、音や光が漏れてしまう可能性があるため、部屋の中にしっかりとした個室を作りたい人には向きません。
家具の配置でスペースを確保する
本棚や机、飾り棚などの配置を工夫することで空間を区切ることもできます。この場合も音や光が漏れてしまう可能性はあります。
しかし、天井までしっかりと高さのある間仕切り用の家具を利用すればカーテンやパーテーションよりもしっかりとスペースを区切れるでしょう。ただし、背の高い家具を利用する場合は、転倒防止対策が必要です。
テントを張る
個室テントやキャンプ用のテントなどを使って部屋の中に個室を作る方法もあります。
テントなら持ち運べるため、決まった部屋だけでなくいろいろな場所に個室を作ることができます。使わないときは折りたたんでしまえば、部屋のスペースを有効活用できるでしょう。ただし、音や光が漏れる点に関してはデメリットといえます。
個室キットを組み立てる
部屋の中に個室を作るためのキットも販売されています。個室キットには、床から天井まで突っ張り棒で壁を作るタイプや、机も一緒になっているタイプなど、さまざまなものがあります。
壁だけでなく天井まで区切られている個室キットもあるため、より区切られた空間を手に入れられるでしょう。ただし、個室キットによっては高額な費用がかかる可能性もあります。
BOXを設置する
ダンボール素材のものからプレハブのようなものまで、箱型の個室もあります。しっかりとしたBOXタイプなら、遮音性も高く廻りの音が気になりにくいでしょう。
しかし、性能の良いものほど高額になるため予算を考慮しつつ選ぶことをおすすめします。
目的別!部屋の中に個室を作るおすすめの方法
部屋の中に個室を作る方法はいくつかあります。続いて、目的別のおすすめをご紹介しましょう。
在宅ワークなど集中できる個室が欲しい
在宅ワークや勉強などで個室が欲しい場合は、デスク付きの個室キットがおすすめ。家族がいても音を気にせず集中したい人には、天井までしっかり区切られているBOXタイプがよいでしょう。
決まった時間は狭い空間で集中し、それ以外の時間は空間を有効活用したいという人には、折り畳みができるテントタイプを検討してみてください。
子ども用の個室が欲しい
小学校低学年など小さい子どもの自立を促したい、宿題をするときは集中してほしいといった場合は、リビングの一部をカーテンやパーテーションで区切る、テントを張るなど、簡易的なものでよいでしょう。
押し入れをDIYして活用するのもおすすめです。小学校高学年くらいで一人一部屋を用意する場合は、大型家具で1部屋を2つに分けるなどしっかり区切るほうが喜ばれます。
楽器を弾くための個室が欲しい
楽器を弾く、歌を歌う、外部の音を完全にシャットアウトしたいといったときは、部屋の中に防音室を作るとよいでしょう。
費用的に大々的な工事をする予算があれば、リフォームやリノベーションで防音室を作ることができます。低予算で収めたい場合は、防音ブースや防音ユニットなどを活用して部屋の中に防音室を作るのがおすすめです。
まとめ:部屋の中に個室を作ることで自分だけのスペースを手に入れよう
部屋の中に個室を作るには、カーテンやパーテーションで区切るといった簡易的なものから、個室キットやBOXを設置するといったものまでさまざまな方法があります。だれがどのように利用するのか、予算はどれくらいかを考慮しながら、最適な方法を選択しましょう。
寝室や子ども部屋などではなく、リビングに個室を作ることを考えている場合は、こちらの記事も参考にしてください。
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部屋の中に素敵な個室を作り、自分だけのスペースを手に入れましょう。