『笑顔のたえない職場です。』先行上映会レポート|主人公・双見奈々は「元気でネガティブ」!? 夏吉ゆうこさん、雨宮天さん、伊藤美来さんがお仕事への“プライドと愛”を持ったキャラクターたちの魅力を語る
講談社「コミックDAYS」にて連載中の、くずしろ先生による漫画『笑顔のたえない職場です。』。
本作のTVアニメが2025年10月6日(月)よりTOKYO MX、岩手めんこいテレビ、BS朝日、AT-Xにて放送開始となります。
放送に先駆け、9月15日(月)にグランドシネマサンシャイン池袋にて第1話&第2話の先行上映会が開催され、夏吉ゆうこさん(双見奈々役)、雨宮天さん(佐藤 楓役)、伊藤美来さん(間 瑞希役)が登壇しました。
ストーリーやキャラクターの魅力を3名がたっぷり語ったほか、今後登場するキャラクターの見どころ紹介、最新PVの解禁などで盛り上がりを見せた本イベントの模様をお届けします!
【写真】秋アニメ『えがたえ』先行上映会レポート|夏吉ゆうこ・雨宮天・伊藤美来登壇
主人公・双見奈々は「元気でネガティブ」なところが共感できるキャラクター
駆け出しの少女漫画家である主人公・双見奈々(ふたみ なな)が、クールな担当編集・佐藤 楓(さとう かえで)や、頼もしいアシスタント・間 瑞希(はざま みずき 通称:はーさん)たちとともに漫画作りに奮闘する様子が描かれる本作。
自己肯定感の低さと拗らせ気味な妄想癖ですぐ壁にぶち当たってしまう双見と、そんな彼女に慣れた様子でツッコミを入れていくはーさんの軽快なやり取りが印象的なコメディ作品であると同時に、漫画に真摯に向き合う人たちを描いたお仕事ドラマとしても人気を博しています。
キャラクターたちの賑やかな会話に客席から笑い声が上がる一方、心の内を吐露するシーンや、お互いを思いやる気持ちが伝わってくるシーンは、お客さんも真剣に見入っている様子でした。
上映が終わり、MCの儀武ゆう子さんの呼び込みで、夏吉さん、雨宮さん、伊藤さんがステージに登場。挨拶を終え、まずは第1話の感想や、演じるキャラクターについてのトークへ。
夏吉さんは双見について、「元気でネガティブ」なところが(仕事や部活などを)頑張っている人に共感してもらえるはず、とコメント。自分の好きなこと(漫画)を仕事にしているので、「苦しい」と言いつつも原稿に向かい、プロの顔つきを見せることもあるギャップが魅力だとアピールしました。
また、叫ぶような台詞も多く、朝早くからの収録だったため、準備運動(ラジオ体操)をしてからスタジオに行っていたという収録エピソードも披露しました。
双見の担当編集である佐藤を演じる雨宮さんは、第1話で、メール一つ送るのにも(相手のことを考えて)躊躇してしまう双見の姿に共感したそう。その際の佐藤のプライベートのイメージが漫画風の演出になっていた点も面白かったと続けました。
佐藤の魅力については、クールで仕事ができるが、少し不器用で、恥ずかしがる姿に愛嬌があると紹介。「私自身も(彼女が)かわいいと思ったので、アニメを観た人にもそう思わせたい」と強い意気込みを持って演じたことを明かしました。
第2話は、伊藤さん演じるはーさんの“お当番回”とも言える内容。彼女がなぜ「自分には漫画家の才能が無い」と思っているのか、どういった経緯で双見のアシスタントになったのかなど、はーさんの内面を掘り下げるにあたって、「大事に一個ずつ演じていった」と伊藤さん。
また、作中でとにかくツッコミが多いことにも触れ、作品の自然な空気感を壊さないよう、塩梅やレパートリーを多くするよう意識した、と演じる上でのポイントを語りました。そんなはーさんからのツッコミを双見として受けた夏吉さんは、「序盤からいろんなツッコミを浴びて楽しかった」と笑顔を見せ、伊藤さんのお芝居を絶賛しました。
最新PVでED主題歌・追加キャラクターのボイスが初解禁! ラジオ番組も発表
続いて、3人以外の本作のメインキャラクターの紹介へ。
まずは、双見の家に入り浸る先輩漫画家の「梨田ありさ」について、夏吉さんが「作中一のクレイジー」と評し、会場は大爆笑。小林ゆうさんのお芝居も相まって、すさまじいパワーを放っており、さまざまな出来事を動かすきっかけになる人物となっていることをアピールしました。
双見の漫画で将棋の監修をしている女流棋士「角館塔子(CV:松井恵理子)」については伊藤さんが、肩書からは想像できない、ふわふわした包容力があると紹介。一方で、棋士としてのプロ意識が見える瞬間もあり、双見とはまた違った“プロらしさ”を持っている人物であることを明かしました。
佐藤の後輩の漫画編集である「浅倉 栞(CV:佐伯伊織)」は、「なかなか言えないことをスパっと言ってくれる、気持ちいいキャラクター」と雨宮さん。不器用な佐藤と怖いもの知らずな浅倉で良いコンビになっている、と二人の関係性の魅力を語りました。
双見のアシスタントである「ねこのて(CV:花井美春)」は、夏吉さんいわく「みんなの妹分」。16歳らしい年相応の可愛さがある一方、仕事面では年齢以上に頼れる存在であると紹介しました。
双見の師匠である漫画家「滝沢 蓮(CV:能登麻美子)」や、双見が連載中の漫画誌『クローバー』の編集長「立浪和歌子(CV:井上喜久子)」など、そのほかのキャラクターとキャストについてもコメントしていき、登場を楽しみにしてほしい、とお客さんの期待をあおってコーナーを締めくくりました。
続いて、最新情報としてエンディング主題歌 Sizuk「Thankful」を使用したPV第2弾が初公開に! 先ほど紹介されたキャラクターたちのボイスもこのPVで初解禁となり、お客さんを大いに沸かせました。
さらに、ラジオ番組「笑顔のたえないラジオです。」の放送も発表! パーソナリティを務める夏吉さんは「番組名に恥じない、笑顔の絶えないラジオにできるよう頑張ります!」と力強くコメントしたかと思えば、続けて雨宮さん、伊藤さんに「ゲストに早く来てください! 私を一人にしないでください!!」と、まるで双見のようなネガティブさ(?)を見せ、お客さんの笑いを誘いました。
最後の挨拶では、3名があらためて先行上映会に来てくれたことへの感謝や、プライドと愛を持ってお仕事をしているキャラクターたちの魅力を述べていき、夏吉さんが「このアニメが皆さんの笑顔の糧に、頑張る活力になったらなと思います!」とコメントして、イベントを締めくくりました。
【取材:篭法 編集:西澤駿太郎】