神奈川大学 永谷選手 「チャレンジャー精神で」 ＪＦＬの沖縄ＳＶ（エス・ファウ）に加入決定〈横浜市緑区〉
神奈川大学は１月11日、同大サッカー部主将としてチームをけん引した永谷陵之佑（ながやりょうのすけ）選手（４年）の、日本フットボールリーグ（ＪＦＬ）の沖縄ＳＶ（エス・ファウ）への加入が決定したと発表した。沖縄ＳＶはサッカー元日本代表の高原直泰さんが、２０１５年に設立したクラブ。
永谷選手は身長１７６cm、体重74kg。神奈川県出身で、同部でゴールキーパーとして活躍した。２０２３シーズンでは同大の関東大学サッカーリーグ２部への昇格の原動力となった。
また、同部が部員寮としている区内の竹山団地では、学生が地域貢献活動を通じて街の活性化を目指す「竹山プロジェクト」で学生のリーダー的役割を果たした。
「竹山での経験生かしたい」
永谷選手が沖縄のサッカークラブに関心を持ったのは「父親が昨年、沖縄に単身赴任することになった」ことがきっかけだったという。現地のサッカークラブについて調べるようになり、沖縄ＳＶと出合った永谷選手。同クラブがコーヒー栽培などを通じて地域の活性化に取り組んでいることについても「自分が竹山で活動してきた地域貢献の経験を生かせれば」と魅力を感じた。
昨年12月「人生で初めて」沖縄に渡り、同クラブの練習に参加。同月中旬にクラブからオファーを受け「二つ返事で」加入の意思を伝えた。
今年は１月５日から沖縄に滞在しており、翌日から同クラブのトレーニングに汗を流している。「一番の違いは気候。冬なのに日中は20度を超える日もあり、新鮮な感覚」と話す永谷選手。「チームには自分より10歳も20歳も年上の選手たちがいる。経験豊富な先輩たちの話を聞き、とても良い刺激になっている」。また、同クラブを運営する高原さんからは筋力づくりなどの「基礎についてアドバイスをもらっている」という。
今後は「チャレンジャー精神で試合に絡み、沖縄ＳＶのファン、サポーターの皆さんと喜びを分かち合えるよう全力を尽くしたい。少しでも成長できるよう精進します」と意欲を示した。